思考の偏り(確証バイアス)*行動経済学
わたしたちは何かを決めるときに、本当にバランスよく考えているでしょうか。
これ、結構むつかしいんですよね。
人は自分の都合のいいことに固執したり、自分が選んだことを否定したくないという心理がはたらきます。
なので、何か物事を決めるとき、調査や確認がとっても大切とはわかっていても、かなり偏った判断をしてしまうんです。
たとえば投資の時。
投資先のいい情報ばかりを集めて安心したり。。という経験はないでしょうか。
その投資先に決めた時点で損をしたくないという心理が働き、なるべくマイナスな情報は見ないようになって、反対にいい情報ばかりに目が行くのです。
人って自分がすることを否定されるってものすごく拒否反応が起こります。
それをぐっと受け止めて、客観的に物事を見ることができる人はおそらく判断ミスはあまりないかと。
でも、そうはいってもやっぱり人間だもの。
どうしても自分の仮説や思い込みを支持してくれるような情報のみを集めて判断する傾向があるんですよね。
こういった思考の偏りを確証バイアスといって、これも行動経済学の一つです。
何かを判断するとき、または人に何かを進めるとき、この確証バイアスを見越して行動することがミス、ロス、トラブルを防ぐことになりそうですね^^