今年の母の日*だんだん気づいてきたかも
母の日商戦、すでに始まってますが皆さんいかがですか?
ネットショップでは3月中頃から母の日の早割が始まって、今でもやってるところはありますが、ほとんど通常受注になってきているようです。
去年も顕著でしたが、今年も鉢物がランキング上位を占めてますね。
数年前までは鉢物よりもアレンジや花束、そしてスィーツと組み合わせたギフトセットなどが上位に来てて、かなり激しい争いというか、ザ・母の日商戦、みたいな感じになってました。
そう考えるとかなり母の日のとらえ方にも変化があるみたいですね。
以前はカーネーションの鉢物ってクレームの嵐ってことで、確かに梱包してすぐに出せるので手間がかからないし、数も読めるのでいいんだけど、結局出荷調整や、配送までの間に蒸れてしまうとか、花のちょうどいい咲き加減で届かないとか、わりとそういったこと耳にしてました。
今は違うのかな。
わたしは花屋を始めてから一度も母の日に鉢物のカーネーションを販売したことがないので鉢物については正直実感としてわかりません。
でも、状況や流通、生産や矮小化に伴うリスク、そもそもカーネーションの性質を考えると小さくまとまるってかなり不自然、、などなど、花の仕事をしていると、実際に出荷しなくても大体の想像はつきます。
今は違うんでしょうか。
去年に引き続き、鉢物がランキング上位を占めてるということは、評判が悪くなかったって言うことでしょうから、やはり品種改良で母の日のカーネーション鉢花に特化したものが生産されているのかも。
でも、もっとよく考えると、切り花のアレンジや花束を母の日商戦に出してくるショップが少なくなったということもあると思います。
ネットショップだと、モールにもよりますが実店舗よりはるかにマーケットが大きい。
なので、母の日に限らずイベント時の受注はうまくいけばかなり集中します。
最初は「おおっ!」って感じで嬉しいのですが、何度もそれを経験しているうちに「あれ?」ということに気付く。
つまり、忙しいけど利益出てないかも。。って。
それに気づいた店からおそらく、イベント、特に母の日のような巨大イベントには力を入れなくなっていくのかもしれません。
しかも切り花の仕入れ価格がかなり上がってますから、ある程度見栄えをよくするとしたら価格をあげざるを得ないし、でもそしたら注文はいらないし。。ということで気持ちも消極的にあるのは理解できます。
実店舗は直前と当日にお客さまが集中するとはいえ、やはり前もってしっかり受注しておかないと仕入れの見込みを立てることができません。
これだけ花の仕入れ価格が高くなってくると、来るかどうかわからないお客さまより前もって予約してくれて、確実に買ってくれるお客さまに合わせて販売するようになるのが当然ですよね。
その辺についてはまた別記事で詳しく書こうかなと思ってます。
いずれにしても、私たち花屋にとって母の日イベントのとらえ方が変わってきた、変わっていく、変わらざるを得ない、という時代になりました。
とはいえ新規集客のためには全く参加しないというわけにはいかず。。
なぜなら、リピート客、固定客、を増やすことこそ店の体力になるんだけど、それには新規集客は必須で、広告費をかけずに新規集客をできるチャンスはイベントにあるからです。
悩むなぁ。。でも、チャンスもそこにはあるはず^^