ロスをプラスに変える取り組み
昨日、「捨てるならくれればいいのに」っていうの、なんかいやだなという記事を書きましたが、「もらってほしい」と言われたときは喜んでいただきます。
「ただならもらう」と「もらってほしい」は全く違うので。
これをもう少し本質的なことから考えてみると、つまりロスが出るから、捨てるなら欲しいと思う人がいたり、調整のため廃棄せざるをえなかったりするんだと思います。
そういわれてみれば、フードロス、生産野菜や果物の廃棄、魚の廃棄、フラワーロス、と、いろいろありますね。
全くロスが出ないように流通をめぐらすのはかなり至難の業で、やはりどこかの過程でロスは出るし、天候などの不可避要素だってある。
ロスが出る前提で考えたとき、ロスをロスたらしめているものは利用価値がないと決めつける観念と、だから捨ててかまわないという行為かと。
そんな中、問題に思う人たちも多く、結構いろんなところで、どうしても出てしまうロスを再利用して別の商品にしてしまうという動きも出てきています。
たとえばガラス製品を作る過程で大量に出ていたガラスの破片を、商品として作り変えている 千葉県の老舗ガラスメーカー「菅原工芸硝子」 や、これまで廃棄されていた魚の皮を財布や名刺入れなど革製品としてデザイン作成する、富山県氷見の「tototo」、規格外の野菜を提供している「オイシックス・ラ・大地株式会社」などなど、ロスに目を向けている企業も多くなってきていますね。
フラワーロスに取り組む企業も探してみましたが、あまりなかった、、というか、ない、、というか、あっても現実的に思えない感じでした。
まだこれからなのかもしれません。
いずれにせよ、ロスを出さない努力、ロスをプラスに変える努力、規格外でも品質が良ければ販売するという努力と理解、、などなど課題はいっぱいです。
ちなみにわたしは店を始めたときからずっと「ロス率0%」を目指してやってきました。
もちろん0%はないのですが、それでもかなりロスは少ないほうだと思います。
方法はごくシンプル。
店頭販売ならば回転をよくすることと、ネット販売なら受注仕入れにして見込仕入れを最小限にすることです。
細かい方法はお店によってやり方が違ってくると思うのですが、結局は仕入れと販売の間に無駄を極力生じさせないことがコツといえばコツでしょうか。
いずれにせよ花屋にとってロス回避のポイントは、仕入れですよね^^