「四国応援隊」発足~新しい地域発展キーワードは「関係人口」
先日開催された「四国応援隊」の発足記念講演会に行ってきました。
あ、上の写真はプログラムだったんですがメモ用紙を忘れて、もらった紙類にすべて書き込んでしまったのですが、どうしてもこんな内容という写真を入れたくてお見苦しいですがご容赦を。
今回の四国応援隊を主宰している都築冨士男さんは、ローソンを80店舗から3000店舗に拡大し立て直したという実績の方。
詳しくはこちらの記事をご覧ください↓
今年に入って徳島の知人、友人から連絡があり、東京で「四国応援隊」を作ることになり都築さんという方に紹介したよと。
その時私は都築さんのことを存じ上げておらず「?」って感じだったけど、四国のために何かするんだなと思って「OK」と返事をしたら都築さんが国分寺まで足を運んでこの組織の説明をしてくれて、東京のメンバーとして参加することになったわけです。
で、先日発足の会があって参加してきたのでした。
最初の講演、ソトコト編集長の指出一正さんの話は非常にわかりやすくて、これからの人口減少に対して悲観的にならずにやっていくアイデアや気持ちの持ちようや人とのかかわり方の例をたくさん挙げてくれました。
この話を聞いたとき「あ、なんかいままでのもやもやがちょっとクリアになった」という気持ちになりました。
というのも、以前から人口減少が進むと国力が低下するからやばいって言われていて、とはいってもこれからどんどん人口減少は進んでいくわけで、しかも急にこうなったのではなく数十年前からわかっていたのに低下するばかりということは、もう、人口増加を無理に考えても無駄なんじゃないか、、それよりも、人口減少が悪い事ではないという心持になることが重要なのでは、、と思っていたからです。
指出さんの話のキーワードでもある「関係人口」が人口減少対策のひとつの指針となることを理解できたおかげで、ちょっとクリアになったのでした。
指出さんの話はまた時期を改めて記事にしたいと思います。
で、そもそも「四国応援隊」って何をするのかということなのですが、とにかく四国から元気にしていこう!ということらしい。
具体的には四国4県それぞれがバラバラに活動するのではなく、四国ブランドを立ち上げて様々な地域の課題を共有して盛り上げていく。
すでに北海道や九州はまとまってブランドづくりが進められていて、東京など都市部で行われる催事などは非常に人気で盛り上がりがありますよね。
都築さんがなぜ「四国応援隊」をつくって活動しようとしているのかというと、ただ四国を盛り上げようというだけではないのです。
上図のように日本の人口減少を考えた時、四国はほかの地域よりも2,5倍のスピードで進んでいます。
いわば四国は人口減少の最先端を走っている。
ということは、四国が問題を解決できて元気になっていけば日本の課題もクリアしていけるということになる。
最先端という意識、なんだか新鮮で考えたこともなかったけどそういわれてみると四国頑張らなきゃという気持ちになりました。
都築さんの構想は農産物にとどまらず林業や社会福祉の分野にも広がります。
林業が活性化し、森がよみがえれば森に保水力がつき災害が減少します。
落葉により川が栄養豊かになり海も豊潤さを取り戻します。
山や森をよみがえらすということは、上勝町の横石さんもつねに話しておられますね。
四国はもともと林業が盛んだった土地。
高知80%、徳島76%、愛媛71%、香川47%と若干香川は少ないけど全体で考えれば森林面積は非常に高いです。
人間と動物が食べ物やなわばりを奪い合うのではなく、共生できる国になることが理想。
理想は実現できなければ夢で終わりますが、具体的にできることを考えて一つずつ取り組んでいけば実現可能です。
都築さんはとにかく問題点というか課題を解決して持続可能な産業に成長させていくエキスパート。
今回「四国応援隊」の話が中心でしたが、全国的に農業がもっと盛んにならなくてはということで様々な取り組みを各地でされてます。
「農業応援隊」という雑誌もその一つ。
広告収入で賄えない分はすべてポケットマネーで賄っているこの雑誌、アグリボーイズ、アグリガールズといった農業を独自の視点、新しい考えで取り組む人たちをたくさん紹介していて読み物としても非常に楽しめます。
年2回の発行で定期購読、年間購読もできますので興味のある方はぜひご購読ください^^
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