2018/12/12
花の仕事に行き詰まりを感じた時の脱出法~その2~
ジョブクラフティングっていう手法、ご存知ですか?
仕事を作り上げるという直訳ですが、仕事に新しい意味を見出し、やらされてる感をやりがいに変えるための方法です。
花の仕事を長年続けていると、最初にもっていた新鮮でキラキラした感覚や、よし!どれだけ売れるかやってやろう!みたいな情熱や、花を飾ればすべてがうまくいくに違いない♪といった前向きな気持ちがだんだん薄れてしまうことってありますよね。
忙しい時とヒマな時との差が大きすぎてなんだか不安定だなとか、お客さんは喜んでくれてるけどホントに何かの役に立っているのかなとか、ずっとこのまま同じような仕事の仕方でいいのかなとか、不安や焦燥やジレンマなどに悩まされ、眠れない日が続いたりすることも。
そこで役立つのが上述のジョブクラフティングという考え方です。
悩んでいる自分に向かって質問を投げかけます。
①この仕事を通して大切に思っている人は?
家族だったり仲間だったりお客さんだったり、その全部だったり、お世話になってる大家さんだったり、市場の人や業者の人や花屋仲間だったり、自分の周りにいる仕事でかかわっている人、いない人、色々考えてみてください。
②この仕事は誰かの役に立っているのか?
自分が花の仕事をすることで助かっている人、喜んでくれる人、感謝してくれる人、いますよね。
どんな貢献ができているのか、誰かにとってプラスになっているのか、ちょっと考えてみてください。
③この仕事をして自分が成長することによって、周りがどう喜ぶのか?
例えば、売り上げを伸ばすことによって誰がどのように喜んでくれるでしょうか。
また、品ぞろえを多くしたり目新しくしたり、自主的なイベントを増やしたりして今までより店頭を活発にすることで喜んでくれるのは?
この3つの質問、とても主観的な問いかけですが、これをよく考えて答えることによって、ただ毎日の仕事をルーティンワークのようにやらされてる感でこなしていたのが変わってきます。
つまり、
自分が取り組んでいる仕事に意味を見出すことによって、新たな視点を加えることができるのです。
どういうことかというと、
日々の仕事はそれほど大きく変わるものではないです。
大体毎日することは決まっています。
たまに大きなイベントや行事があるけど、普段はそれほど変わらない流れの中一日が終わっていきます。
これが数年続くと、意識しなくてもなんとなく一日一日が過ぎていき、気づくと1年が終わっていて、忙しい時には人手不足や仕入れの高さに悩んだり、ヒマな時には家賃など支払いの心配をしたり、、この繰り返しになっていたり、、
これ、気づくとホントにいつの間にか数年たっているから怖い。
人間は変化を好まないということがよくわかります。
なんとなく過ぎることの繰り返しには、刺激もないから変化もない。
で、そのうちにっちもさっちもいかなくなってはじめて慌てふためくけど、時すでに遅しだったりすることも。
そうならないようにするには、毎日の仕事に目を向けるだけでなく、その仕事に意味を見出す必要があります。
誰かの役に立っていると実感するのは、一番のやりがいになりますよね。
仕事に意味を持たすことができればおのずとモチベーションが上がってやる気が出てきます。
やる気スイッチが入れば目標を持つことができます。
目標を持つことができれば、おのずと方法は見つけていくことは可能。
前回の「花の仕事に行き詰まりを感じた時の脱出法~その1~」の内容につながっていきます。
うすうす気づいていると思いますが、目標達成は売り上げやノルマでは無理。
達成できたとしてもそれをまた維持していくのは大変だし、やる気もでない。
低成長の業種ほど営業ノルマがきついっていうのはわかる気がします。
上手な目標の立て方は「何になりたいか」ではなく「なぜそうしたいのか」を考えることです。
「なぜそうしたいのか」は上述の「この仕事をすることによって、大切な人に喜んでもらい、誰かのために貢献できていて、自分もぐんぐん成長し、さらに大きく役立つことができる」ということを前提に自分なりに考えたことです。
そして、目標ができたら、できることからコツコツと。
小さいところから始めることが大切なので、少しずつ現実的なことに負荷をかけながら大きくしていく。
あ、
「よし!やる気スイッチはいった!」といっていきなり「年収1億めざすし!!」とか「全国に店舗展開!!」とかを目標にしないでくださいね。
そういった根拠のない大きなことは、言っただけで脳が満足してしまうので結局口だけで終わりますから~^^
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