2018/08/060 Shares

「植物仲間インタビュー企画」*フラワーショップむさしの~武蔵野聡彦さん~

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↑店内で奥様と一緒に

千葉県四街道市に行ったのはこれが初めて。

この企画で楽しいのが、いろんなところへ行くことができること。
そして、いろんな方と直接会って話を伺えることです。

四街道駅からすぐ近くの「フラワーショップむさしの」。
店主の武蔵野さんは、当「フラワービジネス研究会」ブログの読者さん。

響く記事にはメールで感想やコメントを送ってくださる、とてもありがたい存在なのです。

先日、母の日を終えた後のブログで配送料のことについて書いたのですが、それについて感想やご自身の取り組みなどを送っていただき、「あっ、これは皆さんと情報共有できた方がいいな」と。

前々からお会いしたかったので、これはチャンスとばかりにインタビュー企画としてお話を伺わせていただいたのでした。

見やすい料金表づくり

送料の件は頭を悩ませていて、ネットショップのほかの花屋さんなども拝見したりするのですがほとんどが送料無料または低い設定です。

なので、実店舗の取り組みはどうなのかなと興味津々なところでした。

武蔵野さんから送料と箱代をわかりやすく料金表にしているとのメールをいただき、ぜひ拝見したいなと。

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確かにとても分かりやすいです。

しっかりと明記して、はっきりと提示しているのでお客さんも納得しやすいと思います。

ヤマト運輸の送料改定をきっかけに、いろんな業種で送料の見直しがされています。

特にネットショップでは、今まで価格比較をされやすいためついつい「送料無料」とキャッチを入れる店が多かった。

でも、それは結局売り上げが上がっても利益は落ちてるということをだんだんみんな気づいてきてますね。

となると、わかりやすい料金表は必須です。

武蔵野さんのつくったこの料金表は、サイズ別の料金が一目瞭然。

字もはっきりと大きいし、「うちはこれです!」という潔さを感じます^^

箱代との合計金額で明示しているというのもいいですよね。

買う側の心理として、送料を加算して箱代もまだ加算してとなるとなんだか「高くなったな」と感じますが、送料と箱代があらかじめ合計されていると一度の加算で済みますので「そんなものかな」と。

私ならそう思う。

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さらに、花苗の育っていく過程をパネルにしていて、これも優れモノだなと。

苗ものって買ったときの印象と育った時の印象がずいぶん違ってくるものですが、それが具体的にどのように育っていくのかがわかると買いやすいです。

数か月後にこうなるのかというイメージがわかるとわくわくするし。

特に写真のペチュニアなどは、買った時のボリュームからは想像できないくらいの花が咲きますから、これは提示していると売れるんじゃないかな。

武蔵野さんは、お客さんにとって「わかりやすい」ことがお店のサービスだということを理解しておられるんだなと感じたのでした。

植物仲間インタビュー

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↑「フラワーショップむさしの」店舗

①花の仕事を始めたきっかけは?

高校卒業後、テクノ・ホルティ園芸専門学校へ行ったのがきっかけです。

②前職は何をなさってましたか?

レストランのウエイター、キッチン・ゴルフ場のメンテナンス、スキー場での住み込みバイト、宅急便やバイク便、花屋も2件ほどアルバイトしました。

③店舗(会社)の名前の由来は?

もともと両親が園芸店としてスタートした店なので「むさしの園芸」だったのが、切り花も置くようになり「フラワーショップむさしの」に。

④開業資金はいくらぐらいでしたか?

2代目なので最初はわかりませんが、2005年に法人化したのでその時に資本金300万円+運転資金を用意しました。

⑤開業資金はどうやって調達しましたか?

家族の協力です。

⑥店舗(会社)の設立年は?

昭和52年2月開業。
平成17年法人登録

⑦さしつかえなければ何歳で開業したか教えてください。

家業に戻ったのは28歳の時です。

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↑お店の横に茂るアイビー♪

⑧スタッフの数は?

もともとは父・母・私・パート2人でやっていましたが、現在はほぼ妻と二人でやっています。

⑨お店(会社)のウリ、特徴は?

知識と品質です。

特に水揚げのノウハウはかなり研究しています。

⑩今までで一番心に残っていることは?

どうしても揃えられないとあきらめそうになっていたものをそろえることができた時です。

⑪挫折はありましたか?(あればどんな?)

ありすぎて・・・

⑫どう乗り越えましたか?

ひとつひとつ順番にクリアしていきました。
一歩一歩問題やクレームなどに向き合っていくしかないですよね。

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↑お店の手書きポップは武蔵野さんが書いてます。
パッと目を引いてわかりやすいです♪

⑬花き業界についてご意見をお聞かせください。

色々ありすぎですね。
物流、市場、大口単価などなど。。

⑭ご自身の花の仕事について今後の展開をお聞かせください。

世代交代のスピードが加速していて現状だと厳しいと思っているので、ネットビジネスや花関係での柱になる仕事を模索中です。

⑮趣味や夢中になっていることはありますか?

今、なくて困ってます(笑)

⑯座右の銘、または好きな言葉を教えてください。

「積み重ね」を「積み重ねろ」

⑰ご自身が実践している健康管理を教えてください。

不摂生なのですが、ツボ押し、ストレッチ、整体です。

⑱ひと月で、自分の時間はどのくらい確保できますか?

繁忙期はゼロ。
閑散期でもつくらなければゼロです。

⑲ご自身の経験からお花の仕事をしている方へアドバイスをいただけますか?

仕事をスモール化している中で感じたのは、花の仕事をするにあたってはやはり「ゆとり」をどう作るか。
100店100様の花仕事の中、さらに考えていかなければならないと思っています。

⑳あとどれくらい利益を伸ばしていきたいですか?

売り上げは現状維持を保ちつつ、それをフォローしていく売り方、納め方を考え、利益はできれば10%くらい上げていきたいです。

インタビューを終えて

この「フラワービジネス研究会」ブログがきっかけでお会いすることができた武蔵野さん。

初めてお会いしたとは思えないくらい、花の話、業界の話で盛り上がりいつの間にか時間がたっていました。

園芸がメインだったお店から切花も扱うようになり、イベント会社の仕事やフラワーシップの配達の仕事で超忙しく。

このままではもっと大変になると思い、徐々にイベントや配達の仕事を縮小していき効率化を模索していた時に当ブログに出会ったとのことでした。

効率化を模索していく中でご自身が実感したことは、「仕事に合わせていたらエンドレスに大変になる。できる範囲でやるようにしたらかなり楽になった」こと。

「忙しい」は自分のペースが崩れた時に感じます。

仕事に合わせて巻き込まれていくのではなく、自店のペースに仕事を合わせていくことは本当に大切なことですよね。

「忙しくならずに利益を上げる」ということに共感を持っていただきご自身でもいろいろ試されていること、そして感想や意見を話し合うことができたこと、本当にありがたいなと思えたひと時でした。

本当に長時間、ありがとうございました!

あ、家業を継ぐまでの結構やんちゃなお話、楽しかったです~^^

 

フラワーショップむさしの
代表 武蔵野聡彦

〒284-0003
千葉県四街道市鹿渡1020-2