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植物仲間インタビュー企画*広島編~「株式会社華や」佐竹洋さん~

「植物仲間インタビュー企画」は、植物をキーワードにさまざまな活動をされている方々に、ご自身の経験をお話いただくという内容です。
詳しくはこちら→「about植物仲間インタビュー企画」

広島市を中心に多店舗経営をしている「株式会社 華や」の社長、佐竹洋さんにお話を伺いました。
花屋さんは数々あれど、競り人から経営へ転身したケースは超レア。
複数の店舗へ配送する花の水揚振り分け、束づくりなどまとめて作業している本社でお忙しい中時間を作っていただきました。

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佐竹さん写真

「花はいいよね」と思い思われる経営を

従業員から経営者へ転身するのはいわば立場が真逆になるということ。
いろいろな葛藤や試行錯誤の最中だという佐竹さんのお話には、改めて気づかされる言葉が沢山ありました。

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華や本社写真

今までと違うことに挑戦

①今の仕事を始めたきっかけは?

実家の酒屋を継ぐつもりでしたが、ひょんなことから花の仕事をするようになりました。
今の会社は「花屋を経営してみないか」と声をかけられたことがきっかけです。

②前職は何をなさっていましたか?

花市場に約22年勤務していました。
競り人が花を次々に競り落とす姿を見て「かっこいいな~」と重い、自分も競り人になりました。
その後、花市場の子会社に勤務して今の会社の運営をすることになりました。

③何歳で開業しましたか?

今の会社の代表になったのは54歳です。

④スタッフの数は何人ですか?

常勤が6人くらいで、パートさんが20人くらいです。

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作業風景写真

⑤お店(会社)のウリ、特徴は?

花は鮮度ともちが一番大切だと考えているので、水揚げの時の処理には神経を使っています。
オケは雑菌が繁殖しないようしっかり洗浄し、バクテリアが発生しないようにしていますし、使ったオケと洗ったオケが混ざらないようにしっかりわかるように分けています。
市場で長年勤務していたので、一番鮮度のいい花しか見てこなかったというのが良かったのかもしれません。

また、接客販売のときに店のものが笑顔で接すると、同じ花を買う場合でもお客さんがとても喜んでくれます。
当たり前のことかもしれませんがいつも笑顔の状態でいることはとても難しいのですが、心がけるようにしています。

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洗浄済みオケ写真

⑥今までで一番心に残っていることは?

「華や」の経営者になるということを知り合いの社長に話したら「やめとけ。大変だよ」と言われたことでしょうか。
確かに自分が経営者になって一番感じたのは「自由がなくなったな」ということでした。
従業員でいた時代とは全く心持ちが違います。
言われたときは今ひとつよくわかりませんでしたが、今はとても実感しています。

⑦挫折はありましたか?

2017年に経営者になってから、毎日かな。

⑧どう乗り越えましたか?

はじめは何でうまくいかないのだろうかと悩みましたが、悩んだりイライラしたりしているだけでは一向に改善されないことに気づき、まず、自分が動いてみようと。
何も言わず自分が動いて働いていることで、従業員達がついてきてくれるようになりました。

⑨花卉業界についてご意見をお聞かせ下さい

閉鎖的というか、花を扱っている人たちの中にはプライドの高い人が多いですね。

新しいことを提案しても「うちはそういう店じゃない」とか「それくらいしか儲けにならないのならやらない」とか、現状がどれほど落ち込んでいてもスタイルを変えたくない、変えられないというのでは、これからが思いやられます。

⑩ご自身の花の仕事について、今後の展開をお聞かせ下さい

まだ、社長業に就いたばかりなのであまりあれもこれもと手を広げることなく、今の仕事内容をしっかりと根付かせていきたいと思っています。

SNSやネット通販なども興味はありますが、今は無理せずキャパを飛び越えないように確実に売り上げを伸ばしていきたいです。

⑪趣味や夢中になっていることはありますか?

特にないのですが、おしゃれが好きで服を買うのが楽しみです。

⑫座右の銘、または好きな言葉を教えて下さい

座右の銘は今のところありません。

⑬ご自身が実践している健康管理を教えて下さい

たばこをやめたことです。
カレーが大好きで、3杯食べて気持ち悪くなったときにたばこを吸えなくなり、なんとなくそのまま吸わないでいるうちにいつのまにか吸わなくなってしまいました(笑)。

⑭ひと月で自分の時間はどのくらい確保できますか?

週に何回か30分から1時間ほど、仕事が終わって一人になったときに。

⑮ご自身の経験から、花の仕事をしている方へアドバイスをいただけますか?

市場に勤務していた時に流通企画に携わっていました。
そのときに自分の市場の師匠ともいえる大田花きの方に「異業種と話すことは大事だよ」と言われました。

異業種と交流することによって、今まで普通と思っていたことがかなり無駄なことだったと気づくこともあるし、花屋の仕事にも取り入れることができるものを見つけたり、新しい発見があるはずです。

現状に不満を持つだけでは何も改善できないので、外の世界にも目をむけて接していくことをおすすめします。
そして「花はいいよ」ということを改めて実感していただければいいなと思います。

インタビューを終えて

ずっと市場に勤務していて花屋の経営者になるって、かなりレアケースなんです。
まず、頭の使い方が全く違う。
市場は生産地から花を集めて小売りにさばいて手数料で成り立つというのがビジネススタイルなのですが、花屋は小売業なので一般客に販売することで売り上げを出して利益を生むというスタイル。

真逆ともいえる転身のお話を伺って、はじめは驚くばかりでしたが徐々に納得感が。
会話の端々にその謙虚さと学びに対する熱意が感じられ、佐竹さんならどのような転身でも大丈夫と思ってしまいました。

従業員と経営者との意識の違いや悩みやいらだち、また喜びや達成感など私自身にも身に覚えのあることばかりですごく共感しましたし、花卉業界の閉塞感にも全く同感でした。

お話を伺ったのが7月後半で、8月6日の式典には原爆ドームに飾る菊を担当しているとのことでかなりプレッシャーがかかっている時期だったにもかかわらず(ちょうどいい咲き加減にしなくてはなりません)、沢山いろいろなお話をしていただきまして本当にありがとうございました!

店舗情報

「株式会社 華や」
代表取締役社長 佐竹洋

本社
〒733-0834
広島県広島市西区草津新町2-13-10

tel 082-501-2287    082-501-2285  / fax  082-278-2334

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