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夏のフラワーギフト出荷温度~ちょっとした実験してみました~

毎日暑い日が続きますが皆様お変わりないでしょうか。

もはや、気温30度でも涼しく感じてしまう異常さ。。

とはいえ営業しないわけにもいかず、こまめな仕入れと夏に強い品種を仕入れてお花の出荷をしているのは、みんな同じですよね。

それにつけても気になるのは気温。

昨年、フラワーサミットの勉強会でアドバイスしていただいたことをちょっとやってみました。

コールドチェーンが需要をあげる~夏のフラワーギフト流通のカギ~

SONY DSC

夏によく使う種類の花を選んで、同じ花材でつくりました。

カスミソウは普段あまり使っていないのですが、需要の多い花なので入れてみました。

普段はこのまま梱包しているのですが、今回、ひとつはそのまま、もうひとつはあらかじめ箱を冷やしておいたものに梱包。

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「保冷剤を入れてみたら」とのアドバイスをいただいていたので、去年からせっせと集めた保冷剤の登場です。

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セロハンを敷いて箱が濡れないように保冷剤を入れます。

これは80サイズで出荷している箱ですが、小さいのを5~6個入れてます。

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入れる前の箱の中の温度は25.2度。

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約3.5時間後の箱の中の温度です。

21.5度まで下がってます。

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保冷剤を取り除いて、冷えた箱の中にセットして梱包したものと、何もせず普通に梱包したものとを同じ場所に置きました。

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箱を置いた場所の気温は28.2度。

この後、猛暑日が続き30度以上になる日々が。。

あえて気温が高い部屋に置いたので、翌日は午前中から30度を超えていました。

どの部分での気温上昇がヤバイか

考えてみると、出荷までの仕事場は常に冷房で気温を低めにしています。

いつも心配だったのが、出荷して配送車に乗せるまでの移動時。

アトリエが5Fで、しかも前に駐車できないため配送車に乗せるまでちょっと距離があるのです。

配送車に乗っかれば、荷台は冷やされているのでとりあえず安心です。
(クール便ではありません。理由は下の記事をご覧ください。)

「夏の花の配送~クール便はありかなしか?~」

ちなみに現在、ヤマト運輸はかなり荷台の温度を低くするようになって、市場からアトリエまで配達してくれる仲卸の車両も荷台を改造して温度が上がらないようにしてくれました。

ということは、うちの場合、

最低限アトリエから出て配送車に乗せるまでの時間、箱内の温度が上がらなければOK.

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その後、箱に入れたまま5日間。

出してみたのが下の写真です。

7月11日から16日まで5日間箱に入れっぱなしで、30度以上になる部屋に放置し普通に配送するよりも条件が悪かった。

中で蒸れたりしてちょっとかわいそうでしたが、スマン。

ひまわりは左の常温の方は花びらがほとんど落ちてます。

カーネーションはそれほど違いがみられませんでしたが、デンファレは常温の方はすべて花落ちしてました。

今回、21度まで温度を下げた箱に入れた花と常温の箱に入れた花との違いは、正直丸2日くらいは変化が見られませんでした。

3日目くらいから、常温の箱のカスミソウがチリチリとなってそれからほかの花も元気がだんだんなくなってきました。

あ、水は足さなかったのですがオアシスは保水した状態のままでした。

まとめ&コツ

*箱内の気温が低いほうが花の劣化が遅い。

*とはいえバラやガーベラは夏は避けたほうが無難。

*カーネーションやグリーン類は安心。

*保冷剤が溶けるとき水滴がつくので段ボールが濡れないように注意。

*梱包時、保冷剤は取り除く。

*段ボールはできるだけ空気が入らないように梱包する。

今回はざっくりとした実験でしたが、ほかにもこんなこと試してみたよ~という方がいたらぜひ教えてくださいませ^^

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