2018/06/290 Shares

「来てくれてありがとう」オーラのある花屋には足が向く

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花屋で花を買うことがあります。

普通は仕入れた花ですべて対応することができているのですが、急な注文でしかも色指定などの場合アトリエに花がなかったり。
そんな時、近くの花屋さんにお世話になります。

決まった店で買うことがほとんどですが、たまに別の店にも。

それぞれの店の品ぞろえを見るのも楽しいし、お店の人と接するのも刺激です。

自分が実店舗をやっていた時はそんな事めったになかったけど、店を持っていないってずいぶん行動が自由になるのかな。

で、きょういった花屋さんでちょっと気になってしまったことが。

顧客情報の共有って大事かも

ちょっと色が足りなくなっていつも行く花屋さんへ行きました。

そこのスタッフさんとは結構話をしていて、以前私が花屋をやっていたことも知っていて今はネットショップだけということも知っていて、行くたびに近況報告をしあっている仲。

いつもはその人がいるのですが、時間帯や曜日によっては違う方がお店にいます。

きょうはその、違う方でした。

結構何度も通っているので、私、ある意味常連ではあるのですがやはり今日も初めて接するような接客。

まあ、なれなれしくされるよりはいいのかもしれないけど、でも、顔ぐらい覚えてるよね?

すでに「いらっしゃいませ」だけでなく「こんにちは♪」って声がけしても不自然じゃないよね?

ほら、いつも領収書書いてもらってるとき見てるよね?

そう、

今回も全く初めてのお客って感じだったんです。私。

領収書ももらえず、レシートも言わなきゃくれなかったし。

ていうか、なんか不思議。

私がもう一人のスタッフさんと結構いろいろ話したりしているのに、あとでお客の情報って共有しないのかな。

たぶん店自体がお客さんをファンにするというより、品ぞろえでお客を呼ぶといった方針なんだと思いますが。

でも、なんか惜しい。

接客がつくる店の価値

私が実店舗をしていた時ですが、もし自分がいないときに常連さんが物足りなさを感じないように、「いらっしゃいませ」だけでなく「こんにちは」も添えるようなお客さんのことはスタッフには必ず教えていました。

そのお客さんが花を買って帰ったら「ずいぶん昔から来てくれてる方だよ」とか「あそこのお店のママだよ」とか「こないだ差し入れをもってきてくれた方だよ」とか。

もちろんいちいち皆さんの事を覚えていることはないのですが、それでもじかにお客さんを見て、そのあと私がお店とのかかわりを話したら印象には残っていると思うのです。

げんに勘のいいスタッフは、私が不在でそういったお客さんが来たときは「存じてますよ♪」オーラで接客していたので、最初は私がいる時しか来なかったお客さんが、私がいなくてもパルテールという店に来てくれるようになっていました。

お洒落な店、品ぞろえのいい店、適正価格で買いやすい店、立地のいい店、それぞれに特徴はあります。

でもそういった条件はあくまでもハード面。

ハード面は今更競争にはなりません。

実店舗の価値は人と人とがかかわるリアルにあります。

感じがいいとか悪いとか、買いやすいとか買いづらいとか、目に見えない肌感覚のようなものって結構売り上げを左右するんですよね。

だって私も、もしきょうのスタッフさんが「知ってますよ~~♪いつもありがとうございます♡」オーラで接客してくれてたら、今まで足りない時だけだったのが、特に必要じゃなくても足を運んで買っちゃうかもしれません。

行きたい気持ちになるって、どうやら「来てくれてありがとう~~~~♪」オーラを感じると足が向くってことですね。

あ、

ちなみに私は花屋さんで花を買うとき定価で買ってます。

同業者なので安く買ったり売ったりする場合がありますが、それはやってないです。

その方が気苦しくないので^^

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