2018/02/180 Shares

異業種に負けるな!!ってはっきり言って終わってます

SONY DSC

先日久しぶりに四谷の東京堂へ行きました。

そこで目にしたポスターのタイトル。

「異業種に負けるない!!生花店の母の日の創り方」

ここのところしばらくメルマガをお送りしなかったのは、実は、このタイトルを目にして疲れてしまっていたからというのが理由の一つでもありました。

なんで疲れたかって。。

「異業種に負けるな!!」ってとこが、すでに終わってる感があって。

花卉マーケットははっきり言って小さい

ブログでも紹介してきたし、今まで何度も書いてきたと思うのですが、物販マーケット全体における花のマーケットはホントに情けないくらい小さいんです。

全体をマップにした図で探そうとしても見つけられないくらいマーケットの規模が小さい。

家電、ファッション、コスメなどと比べたら実感できますよね。
需要が違うんです。

そこにきて、異業種に負けないようにするって、どの異業種をターゲットにしているんでしょうか。

たぶん、母の日のギフト市場のことだから、雑貨やスィーツやファッション、美容関係などお母さんへのプレゼントに適している業種のことを指しているのだと思うのですが、はっきり言って一番小さいのがフラワーですよ。

なのに何を張り合うんだろう。

東京堂が主催の提案ライブイベントなので、東京堂からすればターゲットは生花店ですのでそれはわかる。

東京堂の資材を使ってお花屋さん頑張ってね!というコンセプトだから。

しかし、「異業種に負けるな!!」と言っておきながら、異業種のことは何も内容にはありません。

そのイベントで何をやるかというと、5人のフローリストといわれている人たちが講師としておススメの商品を講習したり、お母さんのタイプ別にアレンジを考えたり、お店のディスプレイを案内したり。。以上。。って感じ。

これでホントに花屋さんが異業種に勝った売り上げを上げられるというのでしょうか。

張り合うのではなく異業種とタッグを組む

母の日や敬老の日、クリスマス、お正月などの花の需要があるイベント時は、何もしなくてもそこそこお客さんは来てくれるんです。

こういったイベント時にお客さんが増えないお店なら、まあ、ライブ講座らしいので聞いてもいいかもしれませんが、それでも時間の無駄だと思う。

たとえば楽天市場では以前から、雑貨やギフトショップの大型店が常に花とジョイントで売ってます。
そしてものすごく売り上げてます。

もちろんフラワージャンルとしてもそういったイベント時は売り上げが上がる。
スウィーツなどとコラボしてすごく売り上げているお店だってたくさんあります。

何が言いたいかというと、異業種とタッグを組むというのなら現実的なんです。

異業種のほうが明らかにマーケットが大きいのに、なんで張り合うの?
ホントに売りに行きたいんだったら、マーケットを大きくするしかないのに。
単独で大きくできないんだったら異業種の力を借りるべき。

方向性の間違った勉強は時間の無駄

花卉業界のいろんな講習会やイベントを見聞きしますが、ずいぶん前から見てるけど全く変わり映えしないものが多い。

技術の向上はいいと思いますが、それと売り上げが上がるのとは全く勉強の方向性が違います。
お店のディスプレイを素敵にするのは大切ですが、だからといって本当に買ってくれるお客さんに注文してもらうのとは全く勉強の方向性が違います。

花屋が花の技術のことや飾り方のことなどを花屋に聞いて、(もちろん、参考にするのはいいと思うけど)なんか違和感を感じます。

世界が狭い。
花屋さんはもっともっと異業種と交流して、大きなマーケット、はるかにたくさん売り上げている小売業からエッセンスを受け取るべき。

とはいえ、忙しくてなかなか外に出られないという現状もよくわかります。
でも、遠回りに感じても時間をやりくりしてお金をかけて、結果を出している人の話を聞きに行く、セミナーや勉強会に参加するほうがいい結果になる。

自分に引き出しが増えると、その分自分が考えるお客さんの枠も広がるんです。
花屋同士ではなかったアイデアや刺激を受けて、自分のオリジナルを練っていけばブランド力もついてきます。

業種を超えて売り上げを上げて利益を出している店というのは、おしなべてその業界の常識にとらわれない経営者が多いです。
「異業種に負けるな!!」なんて、肝の小さいこと言ってないで異業種とコラボして大きなマーケットのお客さんを呼び込んじゃいましょう~~~^^

人気ブログランキングへ
 ←よかったら応援よろしくお願いします♪
 花の力が流れ込む~~~^^

 

↓いつも応援ありがとうございます♪
植物パワーが流れ込む~


人気ブログランキング