情報も商品のうち~伝える言葉を持とう~
先日、楽天サイトのことでいろいろ話をしていたときにメンバーから出た話。
「ものすごくこだわってつくっているオリーブオイルを販売している会社があるんですが、そのこだわりをほとんど説明していないんですよね」
素晴らしい商品+伝達力=最強
内容を聞くと、確かにものすごいこだわり。
たとえば、普通のオリーブオイル用のオリーブの3倍の間隔をあけて植えるため日光がまんべんなくしっかり当たる。
そのため、一般のオリーブオイルより苦みがなく、よりフルーティで酸化しにくいものができるそう。
そのオリーブの木は専用契約していて、販売会社の社長はわざわざスペインまでオリーブを植えにいったそうです。
もちろん敷地面積の割に収穫量が少ないため価格は高め。
500ml 3000円だから結構なお値段。
でも、高くてもからだによくて、美味しければ買ってみたくなりますよね。
で、買ってみました。
わかる人だけでいいんですか?
サイトにはメインの商品が数点あるだけですが、商品数よりもその説明力が優れているかいないかで成約率って変わってきます。
今回は、事前にメンバーからそのこだわりを耳にしていたのではじめから買うつもりでした。
そんなオリーブオイル、ぜひ試してみたい!と思ったので。
ページには何点かオリーブの木や産地の様子やオリーブオイルの写真が。
しかしせっかくのこだわり部分がほとんど伝わってこないのです。
もし、あらかじめ買うつもりではなく単純にオリーブオイルを探しているとしたら別のサイトのものを選んでいたような気が。
通販サイトは縦長の商品説明が普通です。
商品を詳しく説明するとかなり縦長になってしまうというか。
楽天市場に出店したばかりの頃、この縦長の商品ページづくりに抵抗があり、そこまで説明しなくても気に入ってくれたら買ってくれるはずって思っていました。
ああ、当時の自分のサイトと一緒だ~。
これでは選んでもらえない、、もったいないな~~。
私自身がそうだったのですが、競争をあえて意識せずに商売をしているといつのまにか「わかってくれる人だけが買ってくれればいい」という気持ちになってしまうことに。
競争を理解した上で競争しないのと、競争から目を背けて競争しないのとでは結果が全く違ってきます。
情報も商品
「わかってくれる人だけが買ってくれればいい」という後ろ向きな思い込みは、商品を買ってくれる方は何を求めているのか、が理解できると解決します。
楽天に出店した頃、よく「他店舗の商品を買ってみて下さい」とアドバイスされました。
身銭を切って買い物をすることによって、何が必要で、何に心が動くのか、なんで買い物かごに入れてしまうのか、がよくわかるからです。
確かにいい勉強になりました。
一言で言えば、情報量が多いサイトほど購買力が高まるということがわかりました。
同じ質、量、価格の商品がある場合、どちらを選ぶかというと情報量が多い方が選ばれやすいんです。
つまり情報も商品だということです。
写真が綺麗だから、だけでは買う方は不安が残ります。
実際はどうなのかな、見本はだいたい綺麗に写すしね、使い方の説明があるといいのに、などなど。
しかも、ほとんどのサイトの写真は綺麗ですからここで突出することはムツカシイ。
面倒なことをあえてやるからリピートされる
この、オリーブオイルを注文した際ですが、注文確認のお知らせや出荷完了のお知らせが全くなくて、いきなり宅配BOXに入ってたのにはちょっとびっくりでした。
ネット通販では、注文後の確認やフォローアップのメールが届くことって普通ですから。
ていうか、なかったらちょっと不安です。
今回、あらかじめそこの社長の人となりや商品へのこだわりを聞いていたので不安はなかったのですが、何も知らないまま注文したら不安になるかもしれません。
さらに、商品の説明や会社の案内など、いわばショップカードのようなものも何にも入っていなくてオリーブオイルだけ入ってた。
これもかなり珍しいです。
自分買いの場合はリピーターになってもらえるように、もっと詳しい商品説明や使い方やレシピなどを入れてあったり、次回購入時の割引クーポンや定期購入のお知らせなどが入っているのが一般的。
買ったすぐ次に買う気持ちになんてならないのでは。。と思いがちですが、そうではないし、リピートしてもらえるような商品構成にすればいいわけです。
確かに手間はかかります。
でも、手間をかけた分の結果は出ます。
ああ、、
ご縁があれば、サイトの流れや商品説明、商品構成など協力できるのにな~~~
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