2017/02/200 Shares

売れる花屋になるために~何を勉強するべき?~

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花屋を始めるなら身につけておきたいこと

「花屋を始めるって資格は必要ですか?」とよくきかれますが花屋を開業するために必要な資格はありません。

ただ、花を扱う仕事ですから最低限の知識や技術は必要ですし、売るという行為もただ花を並べていれば売れるなんてことはありませんからそのための勉強も大切です。

かといって知識や技術やノウハウをふんだんに持っていればいいのかというとそういうわけでもありません。

持っている知識、技術、ノウハウなどのアウトプットの仕方は人によってまったく違ってきます。

ここではいかし方というよりも、花の仕事をするために身につけておくといいなと思うもろもろをご案内します。

花の知識

扱う花の名前や水揚げ法や扱い方などは毎日接しているうちにいやでも身についてきます。

なのでそれは最低限必要なこと。

そのほかに、商品として扱う花以外の植物についての知識があるといいことがあります。

それは、原産国や科目などを知ることによって花を自由自在に扱うことができること。

たとえば、寒い時期にショップディスプレイのオーダーを請け負ったとします。

寒いからどんな花でも大丈夫かもしれませんが、店内はおそらくかなり暖房が効いているはず。

そんな時は熱帯原産の花を使うと長く楽しむことができる。

もちろん季節感も要求されるかもしれませんが、ベースは暑い場所でも大丈夫な花材を使うのです。

反対に、気温の低いところにディスプレイする場合は寒さに強い花を選ぶということに。

こういった判断は市場に出てくる花以外の花にも興味を持っていれば、自然と身についていくものだったりします。

「売れる花屋は知っている切花を長持ちさせる水揚げ方法~花の吸水のメカニズム~」

「売れる花屋は知っている切花の鮮度保持方法~花の呼吸で鮮度が変わる~」

花の技術

スーパーやホームセンターなどの花売り場では花をそのまま束ねたものを販売していますが、ほとんどの花屋ではオーダーを受けてアレンジメントや花束などを作って販売しています。

デザインや花の組み合わせやラッピングなどはそれぞれの店のセンスなのですが、作成の仕方の基本はそれほど変わったところはありません。

アレンジだと器に吸水性スポンジを入れて花を挿しますし、花束は花を形よくまとめて束ねます。

言葉で言うとたったこれだけのことですが、手馴れている人がつくるのと未熟な人がつくるのとでは出来上がりの見栄えがまったく違うだけでなく花のもちさえもちがってくるので重要です。

では、どうやって身につければいいのでしょうか。

アレンジメント教室や花の専門学校などでも学ぶことができますが、仕事にしようと思ったらちょっと学んだくらいではなかなか手際よく仕上げることができないと思います。

もし、店を始める前に店舗で修行するならばできるだけ忙しい店で働いて実際にギフトを実践的にいくつも作るというのもいいですね。

技術とはいえ手が慣れることがいちばんの上達方法なので量稽古のつもりでたくさんつくればつくるほど花の扱いや手際がよくなってきます。

感性を身につける

以前、花屋づくり教室をやっていたころに「花バカ」にならないように気をつけようということをよく申していました。

というのは花を仕事にするからといって花のことばかり勉強したり気にしたりしすぎていると、人間的にも店的にもなんだか窮屈な雰囲気になってしまうと思ったからです。

確かに花屋は専門店なので花のことに関して知識や技術が優れているのは望まれて当たり前なのですが、同時に職人技を販売しているわけではなくお客さまからのさまざまなオーダーにあわせて商品をつくっていかなくてはなりません。

お客さまが望んでいるものは細部にこだわった職人技ではなく、花のギフトを渡すことによって自分が贈りたい誰かの喜ぶ顔を見たいのです。

自分の優れた技術はそれはそれですばらしいのですからもちろん生かした上で、花以外の話題や引き出しを持っていると思わぬ感動をお客さまが感じるかもしれません。

自分の興味の範囲内でもいいので映画や本や美術展や音楽などからもいろいろ吸収していくとあなた自身にも店にも目に見えないふくらみがでてくるかも。

接客心得

接客はあまりにもマニュアルどおりになりすぎるとかえってこっけいだったりします。

接客は技術というよりも気持ちなので来店してくれた方やオーダーしてくれた方が「よかった」と思っていただければいいのです。

丁寧だからといって慇懃無礼だと感じ悪いし、かといってあまりにもフランクすぎるとなれなれしくて気持ち悪いし、自分のいつもの感じで普通にすればいいのです。

ひとつだけ絶対に守ったほうがいいルールがあるとすれば、それは順番です。

普段はお客さまが重なることなく来店してくれていても繁忙期になると次々来店して待っている方も出てきます。

そんな時、目の前のお客さまよりも待っているお客さまのほうへ意識が向いてしまうと不満が生まれて悪循環に。

また、待っていてくれているお客さまの順番を間違えてしまうとそれも不満が生まれます。

お客さまはわかった上で待っていてくれているので順番さえ間違わなければ待ち時間が長くても納得してくれることが多いです。

よく接客マニュアルに「お客様を待たさない」という言葉を見かけますが、待たさないことよりも順番を間違えないことのほうが大切です。

どうしても長く待たせてしまう場合はあらかじめ説明をしてあらためて店から連絡するなど臨機応変に対応しましょう。

売り方と経営

結構多いのが花の勉強はしたけれど売り方は学んでいないという方。

専門学校で花のマーケティングを教わったという方もいますが、一般的な花業界のマーケティングを教わっても自分の店とはケースがかなり違うのでなかなか生かすことはムツカシイ。

実際に店舗で修行をしても技術や花の知識や接客態度はみについてもマーケティングまでは教えてもらえないことが多いし、ましてやマネジメントになると教わってもわからない。

個人で花屋をする場合、売り方がうまく機能すれば自然と経営もうまくいっているということにつながります。

では、売り方ってどうすればいいのでしょう。

はっきりいって、これがいちばんむつかしいことでしかも重要なことです。

なぜなら、「こうだよ」と一言で言えるものではないので。

ただ、これだけはいえます。

「自分の店で買い続けていただくためにどうするのか」を24時間考える。

参考になる店があったとしても自分の店のことは自分で考えなくては絵に描いたもちで終わります。

自分の店でお客さまがずっと買い続けていただけるようにするためには何が必要で、どう変化させるべきで、やらなくてもいいことは何か。

店の数だけ答えがあります。

なので自分で考えるべきことなのですが、ただ考えていくうちに客観的になれなくなったり、「うちはこれでいいや」という諦めが生じたり、「もう無理」と投げ出してしまったりしそうになりそうならその前に第三者に相談することをオススメします。

外から見ると自分では気付かなかったいいところや悪いところがわかるものですし、頭がこんがらがって整理できなかったこと段取りよく運ぶことができる可能性が高まります。

「売れる花屋は花を売らない~お客さまが求めているものは~」

まとめ

*花の名前、原産地、水揚げ法などの知識は最低限知っておこう

*技術を身につけるには量稽古

*花以外のことにも興味を持とう

*接客は順番がすべて

*成功の鍵は売り方を身につけているかどうかにかかっている

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「人まねではなく自分の店づくりが大事なんだワン。店を始めたらプロとしてみられるってことだワン」

 

 

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