2016/09/05
数字はあくまでも数字~でも、数字でわかることって多い~
楽天市場に出店してしばらくたったころ
いまひとつ伸び悩んでおりました。
実店舗時代有料広告を出したことがなかったので
楽天でも有料広告なんて出したくないし、高いしな~と思って
サイトで商品を販売していただけでした。
今思うと、そりゃ売れないさ。
だって見てもらうしかけが皆無だったんだから。
で、その後、担当ECCとの二人三脚売り上げ増加計画によって
有料広告の出し方、効果の計り方、ページ改善などを
1年間みっちりやった。
結果は超成功。
成功しすぎてキャパを大幅に超え、今まで経験したことのない
ストレスやハードワークの日々。
それはさておき、、
でも、ちょっとまって。
転換率は?
これがですね、、、
下がってたんですよ。
あ、転換率っていうのは成約率というか
サイトを見ていただいた方が商品を買ってくれた割合です。
まだ出店して1年くらいのころは、有料広告を出していなかったにもかかわらず
転換率は常に10~12%という高水準だったんです。
ちなみに楽天市場の転換率は平均3%といわれています。
これは、フラワージャンルだけでなくすべてのジャンルの平均です。
ECサイト全般では1~3%といわれているので、
楽天市場はわりと転換率高いモールなのかもしれません。
もちろん、熱烈なリピーターやファンがついている商品やお店なら
転換率20%以上というところも少なくないのですが
やはり10%以上となると、かなり高水準といえます。
で、当初、この高転換率がそのまま生きると思ってたんです。
有料広告を出すと新規集客の数は商品にもよりますが
何万倍にもなります。
その集客数がそのまま今までの転換率で成約してくれたら
え~~~!!すごくない~~??
って皮算用をECCと考えてわくわくしていたのでした。
ところが有料広告を出してみると、たしかに新規客は格段に増えました。
でも、肝心の転換率はというといいときで7%くらい、
低くなったときは5%くらいにまで下がってました。
それでも集客数という分母が大きいので転換率が下がっても
かなりたくさんの受注を承ることになっていて
パッと見はすごく繁盛してる~~~~!って感じなんですが
よく見ると転換率は低い。
考えてみたら当たり前なんですよね。
有料広告を出さないときのお客さんは、わざわざ探して来てくれた方。
有料広告を見て来られた方は目についたからちょっと見にきたっていう方。
自店を拡張路線に目標を置いて、しっかりその対応を考えているなら
後者のお客さんをどんどん取り込んで、質、量ともにファンになってもらえるように
ポイントアップやイベント、クーポン、セールなどいろんな販促手段を用いていけば
かなり売り上げを伸ばすことができます。
それもあり。
でも、自分の場合、そっちじゃなかったので
まず転換率の低下にショックを受けたのでした。
忙しすぎてたまらん!!となったときに、量よりも質を選ぼうと
固い決心ができたのは、この転換率という数字によるものが大きい。
転換率が物語るものは、自店のスタイルであり、現状であり、
これからの展望であり、それでいいのか?という問いでもある。
私の場合は、いかに一人で利益を最大限に生むことができるか。。
を選択したので、そうなると転換率を上げることが必須です。
転換率を上げるためには、分母が大きくなりすぎないほうがいい。
ゆえに、広告は出さない。
でも、新規の方の目に留まりやすいように、検索上位に来るようにしたり
ランキングでつねに上位に入っていられるようにという
水面下の取り組みは大切。
というふうに、ひとつの数字をしっかり見ることによって
目の前の状況(忙しかったりひまだったりっていう)に左右されることなく
自店の行きたい場所へたどり着くことができるんじゃないかなと。
といってる私は、いまだ道半ばですが。
きっと永遠にね~^^