2017/01/04
殿ヶ谷戸庭園の赤松のこも巻~霜降の風物詩~
暦の上では今の時期を霜降(そうこう)といって、冬の訪れを
あちらこちらに感じはじめるときです。
昨日、いつものように殿ヶ谷戸庭園に行ったら、ちょうど
赤松のこもまきの説明をしていました。
なぜ、この季節にこもをまくのかを説明して、そのあと実際にこもまきを。
こつは下はギュ~っときつめに。
上は若干ゆるめに。
上をゆるくしておくと、虫が入りやすくなって
下をしっかり締めておけば虫が下に落っこちないからです。
そう、冬の間に松について木をいためてしまう虫を
こもをまくことによって取り除くことがねらい。
実際に荒縄のかけ方教えていただきました。
最初は細いなわで練習。
鵜の首結びという巻き方だそうです。
最後に力いっぱい締めます。
こんな感じ。
ほとんどやってもらったけど、一応私が結んだこも^^
殿ヶ谷戸庭園の職人の皆さん。
前は日比谷公園をされていたそうです。
いろいろ話をきけてとっても楽しかったです。
今の霜降の時期にこもをかけて、啓蟄のころ外すそうです。
庭園の手入れや維持は、こうして暦に合わせてていねいに
続けられているんですね。
いろいろ教えていただいてありがとうございました!