「特別展植物」行ってきました~地球を支える仲間たち~
先日上野の国立科学博物館で開催されている「特別展植物 地球を支える仲間たち」に行ってきました。
完全予約制なので混みあうことなくゆっくりと堪能できました。
なんとなく知ってはいたけど、わかっていない植物ってこんなにあるんだ~とあらためて植物の世界の大きさを知りました。
展示の大部分は世界中の珍しい植物の特徴的な生態や、驚くべき繁殖方法や、これも植物か!というようなもので、結構面白かったです。
中でも遺伝子組み換え植物のコーナーは、直接花屋さんにもかかわる内容だなと興味深かった。
現在流通している花卉は露地ものはほとんどなくて、研究開発された品種がほとんどで、それがどうやってそんな色になっているのか知ってるようで知らなかったのです。
青い菊ってまだ出回ってませんが、今研究が進んでいるので近い将来流通するんでしょうね。
カンパニュラとチョウマメの遺伝子で青い色を実現。
これが実用化したら、今みたいな暑い季節に日持ちのするブルー系のアレンジができるのでありがたいなぁ。
あと、この光るトレニアも遺伝子組換え植物です。
これは海洋プランクトンの1種であるキリディウス属の黄緑色の蛍光タンパク質の遺伝子を導入してつくられたもの。
暗くすると光るし、ドライフラワーや樹脂標本にしても長期にわたり光り続けることが可能ですって。
これって流通してませんよね。
するのかな?
したらヒットしそうですね。
今回の植物展、花屋の仕事に直接関係はないかもしれませんが、お客さんに教えてあげたいことがいっぱいでした。
中でも私が気に入ったのは、これ。
シロイヌナズナの雄しべを透明化して内部を撮影した写真です。
美しい。。
はぁ~。。。植物はなんて奥が深いのか。。
東京は9月20日まで開催していて、そのあと大阪で来年1月14日から開催されるとのこと。
一見の価値ありです^^