2016/05/19
お店に役立つ用語集~知ってるようで知らない粗利の話~
起業して自営するって、とにかく自分で売って稼ぐことですよね。
シンプルに。
てことは、お金の流れや利益の出し方の基本を知っておくことって大事です。
とくに、粗利。
これ、知ってるようで知らないって方結構多いんです。
かといって、いまさら聞くのも恥ずかしいな~って思うし。
粗利(あらり)、粗利益、荒利、ともいいます。
売上総利益といわれるものです。
算出方法は
売り上げー売上原価=粗利
です。
(あ、ビジネス内容によって算出方法や捉え方は変わってくることも)
売り上げというのは商品を売って得られた金額。
売上原価というのは花で言えば仕入れ価格ですね。
たとえば、3000円の花束を売ったときにその花の仕入れ価格合計が
1000円だったら、粗利は2000円ということになります。
3000円ー1000円=2000円
粗利率は
2000円÷3000円=0.666
66.6%です。
じゃあ、その2000円がすべて利益になるかというとまさかですよね。
ひと月に支払わなければならない経費、
たとえば、家賃・人件費・広告費・光熱水道費・通信費・・・などなど
たくさんのコストがかかっているはずなので、それを支払わねばなりません。
たとえばひと月にかかる経費が、100万円だとしたら
粗利2000円の商品をいくら売ればトントンなのか。
前回損益分岐点のお話をしましたが、このトントンのラインが
損益分岐点ということになります。
この例で言えば、
1000000円÷2000円=500
そう、3000円の花束を500束売って初めて赤字ではないというわけです。
利益が出るのは501束目から。
こういうふうに、あらかじめ出るべき経費を知った上で
売らなければならない最低額を肝に銘じておけば
それ以上売り上げを上げるためにはどうすればいいのかがわかります。
せっかくはじめたビジネス、長く続けて自分も周りの人にも
いい循環で歩んでいきたいですよね。
そのためには、ふわっとした理想やキラッとした夢も素敵なことですが
まずは地に足をつけてしっかり利益体質のビジネスに育てることが重要。
むつかしいことじゃないです。
要するに、粗利以上経費を使わなければ利益として残るって事です。
これ、孫さんも言ってましたよ~^^
ちょっとコマーシャルさせていただくと
「スモールビジネスコース」では、そういった計算とともに
どうすれば利益を出していくことができるか、
また、ここが重要なんですが、
忙しくならずにいかに利益体質にしていくことができるかを
3ヶ月クールで個別コンサル形式で対応してます。
よろしければ^^
あ、すみません。
経営者さん・スタッフさん含めて5人以下の自営業さまに
限らせていただいてます~m(__)m