2017/01/04
「梶川智志・千野共美展」~オマージュ中川幸夫~
私が花の仕事をするきっかけは
千野先生に花を教えていただいた
ことでした。
かれこれ30年近く前の話。
そのころ千野先生は梶川智志氏とともに
中川幸夫というとてつもない
華人のサポートをされていて
私もうろちょろさせてもらって
いたことが。
その中川幸夫先生の
生誕100年として
オマージュ展が開催されています。
「梶川智志・千野共美 展」
ーオマージュ 中川幸夫ー
7月26日(日)まで12:00~19:00
(金・土・日のみオープン)
ギャラリーTS4312
渋谷区四谷3丁目12
サワノボリビル9F
03-3351-8435
http://www.ts4312r.com/
お二人共生前の中川先生の伴侶である
半田唄子氏を師として
焼き物と生花の仕事に
長年関わってこられてます。
弟子を取らなかった中川先生にとって
梶川さんと千野先生は
最も身近な存在だったとも言えるのです。
そういえば、
その頃よくお世話になってた
国立のうつわや「旅人木」で
中川先生の個展を開催したときのこと。
お手伝いしながら見ていたら
「これ、どうしたら奥行きが出ると思う?」
って。
いきなり。
中川先生が。
めちゃくちゃ緊張して
何にも答えられず
「えっ?あ~。。」とかなんとか
わけのわからない言葉のみ。
そんな私に中川先生特有の
ちょっとニヤッっとした表情で
「こうずらしたらね~」と
大きな器を絶妙な間隔で
数個並べたのでした。
たしかに重なったり、ずれたり、
並んだりの感じが全然違う。
すごい人だ!
と改めて思ったひとコマ。
ガラス・書・花・焼き物・写真・・
個が技を突き抜けて表現する
ということはこういうことなんだなと
実感できます。
軽いアートに
ちょっと飽きちゃったなと思ったら
覗いてみてはいかがでしょうか~^^