サブスクの利用の仕方*花の場合
ちょっと前までわりとお花の定期便というサブスク販売が話題になっていましたが、最近あまり聞かない。
定着してきたから広告を少なくしたのかもしれないし、あまり芳しくないから目にすることが少なくなったのかもしれないし、理由はよくわかりませんが最近あまり話題に上らなくなりました。
サブスクということではありませんが、うちの店にもお客さまからのご希望で定期的に花を送るってことをしています。
それはあくまでもお客様の方からスケジュールを決めて、こちらは対応するだけという、通常オーダーの変化形みたいな感じです。
サブスクってどうなんだろ。
確かに定期販売にするとすでにリピート販売が決まっているようなものなので、売り上げ予測が立てやすいし、仕入れの目安もできるのでいろいろ都合がいいのは理解できます。
でも、今のサブスクって、ありとあらゆる物販で適用されていて、競争も激しいので対応も多種多様になってて、一応申し込みはしても毎月だったのを3か月ごとに変更したり、半年ごとにしたり、結局解約したりと、販売側にとってのサブスクメリットがずいぶん減ってきたのではないかなと。
生鮮品でなければ納期が延びてもそれほどマイナスではないかもしれませんが、花のような生鮮品だとあまり直近での変更は受けられないと思うし、それだとお客さまとしては、とりあえず今回は仕方ないけど次回からは中止しよう、と思う人も出てきそう。
忙しい人やとりあえず花を飾りたいと思っている人にとってはとても助かるサブスクですが、正直、花を選ぶところから経験してほしい。
わたしのあくまでも持論ですが、花を飾るっていうのは場を作ることなので、その場にどんな花があればいいのか、どの器にいけようか、色は何がぴったりなのか、はたまた、花屋に行ってピンときた花を買って帰って、どの器にいけようか、どこに飾ろうか、、など、、そんなことがすべて花を飾ることだと考えてます。
きっかけとしてサブスクを利用してみるのはいいかなと思うんです。
でも、花を飾ることに慣れてきたら、ちょっと場を作ることも意識してみると住まいや暮らし方に対する意識が少しずつ変わってくることも。
自分で選んだ花を飾るって、もしかしたら部屋の整え方やひいては考え方まで影響を及ぼすことになるかもしれません、、て、大げさか^^