Q&A:暑い季節に花を長く楽しむ方法は?
先日メールで問い合わせがありました。
「気温が上がってくると花もちが悪くなります。
かといって花を飾らないのはさみしいです。
どうしたら長持ちしますか?」 という内容です。
まず、気温が上がると何故花もちが悪くなるのかについて。
切花はカットした茎の切り口にある
「導管」から 水を吸い上げています。
ここからスムーズに水が吸い上げられていれば
ながく花を楽しめるということになります。
暑くなると水温もあがります。
水温が上がると、水中のバクテリアが繁殖します。
(25度前後が一番バクテリアの活動が活発になるという説も。)
バクテリアが繁殖すると、茎の導管が詰まりやすくなり
吸水ができず元気がなくなることに。
または、バクテリアが詰まったために腐ってしまうことに。
切花を飾っていると経験あると思うのですが、
ただ水に入れているだけなのに茎がどろどろになっちゃったり。 。
バクテリアのせいですね。
じゃあ対応策は? 水換えです。
これにつきます。
要するに、バクテリアの発生をできるだけ抑えることなんです。
漂白剤を入れるといいって聞いたことありませんか?
これは、バクテリアの発生を抑えるための方法です。
ただ、入れすぎるとしおれます。
また、切花延命剤入れるということも。
これもまた、微妙です。
なぜなら延命剤は花の栄養剤だったりするので
バクテリアにとっても栄養を与えることになります。
逆効果ですね。
なのでやっぱり一番効果的なのは 水かえ。
寒い季節より手間はかかります。
でも、暑い季節は1本2本で涼しげに飾るのも素敵です。
少なければ水かえもラク。
ついでに、もっといいのは水かえとともに
花器もきれいに洗う。
そしてもうひと手間。
ここが肝心なのですが、茎をカットします。
そう、切り口が新しくなるのでバクテリアが少なくなります。
しかもカットすることによって茎が短くなって
吸い上げる距離が少なくて済むので花の負担も減ります。
水かえ
花器洗い
茎カット
このセットで暑い季節も花を長く楽しめます。
え?めんどくさい?
大丈夫です。
何事も慣れですから~^^
「忙しくならずに利益を上げる!」
お花屋さんビジネス改善コンサルタント
パルテール*相嶋久美子
花から始まる豊かな暮らしをめざします
↓応援よろしくお願いします♪
人気ブログランキングへ