Q:夏はクールで配送したほうがいいですか?
この季節になると
よく聞かれることが
「お花はクール便で送ってますか?」
ということ。
結論から言うと
「いいえ」
です。
こんなに暑いのに大丈夫???
と思われるかもしれませんね。
確かに、気温30度をはるかに超えた
猛暑の中、生花を配送するなんて
なんだか不安。。
ということも理解できます。
しかし、
クール便は0度から10度の設定。
これは余りにも低すぎます。
人間の感覚ですと、
暑い時は冷やしたほうが
安心安全と思いますが、
お花はそうではありません。
20度前後が適正温度の
植物にとって
0度から10度は厳寒です。
その温度でまる一日近く冷やされ、
届いたお宅では、
夏の暑さの中に飾られる。
もちろん、直射日光が
ガンガン照りつけるような場所では
飾らないとは思いますが、
それでも27度とか
そのくらいの気温かと。
となると、
その植物にとっての体感温度差は
20度前後にもなってしまうのです。
人間でも、昨日5度くらいの
気温の中でいて
今日、いきなり30度以上の場所へ
移動となると 体の調子が
どうにかなってしまいそうです。
そういえば以前弟が、
ハワイから帰ってきた直後
家族旅行で蔵王の樹氷を
見に行ったことが。
体感温度差40度以上で
蔵王から戻った途端、
弟は寝込んでました^^;
人間でもかなりのダメージですから
いわんや
根っこをカットされている生花をや。
ですね。
というわけで、夏だからといって
クール便を利用するのは
おすすめしません。
じゃあ、夏はお花をどうやって
送ってるのか。
パルテールでは、もっぱら原産地が
暑いところの花を選んでいます。
たとえばアンスリウムや
パイナップルとか。
原産地にこだわらなくても、
品種改良などで
暑さに強い花もたくさんありますので
やっぱり、
花の種類をかなり選別しています。
あと、ふつうに暑さに強い花とか。
ひまわりやカーネーションなどは
とっても安心してアレンジできます。
春・秋・冬のように
お花~~~って感じの
ラブリーな雰囲気は
ちょっと出しづらい季節では
あるのですが、
やっぱりキレイな状態で
楽しんでいただくことが
夏の一番の使命かと。
フラワーギフトは先様のお宅で
出来るだけ
長く楽しんでいただきたい。
できればあまり手間をかけずに
気楽に楽しんでいただければ
と思ってます。
とっても素敵なアレンジでも
暑さに弱い花を使ってしまうと
ちょっと残念。
環境条件の厳しい季節だからこそ
仕入れの目利きが
試 される時なのかも
しれません~~~^^
「忙しくならずに利益を上げる!」
フラワー&スモールビジネス改善コンサルタント
パルテール*相嶋久美子
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