2年後に山へ返すMODORINAE*災害防止に観葉植物で協力
山が荒れたり伐採で地盤が緩んだり、山の状態は私たちの命にもかかわります。
2011年の「紀伊半島大水害」では土砂災害で多くの被害をこうむりましたが、それをきっかけに森林保全に取り組む組織「ソマノベース」が設立されました。
ここの取り組みは地元の人だけで頑張るのではなく、全国各地の森林保全に共鳴してくれる人たちとともに活動しているという、ほかでは見ない方法なのです。
昨年よりクラウドファンディングでスタートした「MODORINAE」というプロジェクトもその一つ。
地元の小中学生が拾ったどんぐりを地元のひのきで作った鉢に植えて、約2年間手元で育てます。
2年ほどたつとどんぐりが20cmくらいに成長してるのですが、その時期になると今度はその苗を指定の場所へもどすのです。
戻された苗は森林保全として山に植えられ成長していき大きな木となり災害防止に一役買うことに。
この情報を見つけたとき、なんて賢いやり方なんだろう!!と感服しました。
寄付を募るのでもなく、ただ販売するのでもなく、自分たちだけで頑張るのでもなく、参加したい人に参加してもらい、しかもべったりした関係ではなく、できることを無理なくやってもらいつつ、森林保全活動を進めていくモデル。
どんぐりなんてどこでも拾えるのに。。と思うなかれ。
そういうことじゃなくて、土砂災害で被害を被った土地の子供たちが拾ったどんぐりを、2年間水を与えたり日に当てたりしながら育てる行為、そして育った後はまた山に戻して成長させて災害を防いでもらうという、参加型の環境保全モデル。
これは評判がいいのはわかります。
全開の販売時期はすでに終了していますが、また今秋冬期に販売が開始されるそう。
2年間、育てる体験ができてしかも観葉植物としても楽しめ、そのあと戻して遠くかなたの山で育つ自分のどんぐりに思いをはせるって、これからの商品づくりのヒントがいっぱい。
売り出されたら申し込もう^^