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顧客リスト活用法*眠っているニーズで花屋としてできること

どの小売り業界でも今や普通の売り方では成り立たないのは周知のところです。

商品を仕入れて販売する。

これが小売りの基本ですが、これだと資本力のある大手にはかないっこありません。

何故なら、それだけでは立地条件や商品数、スタッフの数、価格帯などなど、小さな店舗には手の出しようもない条件をクリアされているからです。

皆さんは自分の店が資本力のある大手企業だと考えていますか。

おそらく誰一人いないと思います。

もちろん花業界で大手といわれる日比谷花壇、第一園芸、そして大手と言えるかどうかわかりませんが、青山フラワーマーケット、などなど、ほかにもその地域で大きいとされている花屋さんもたくさんあると思います。

しかし、いつも述べているように、花き業界自体のマーケットが全体の中でものすごく小さい

見つけるのに一苦労するほど小さいです。下記市場規模マップで探してみてください。

市場規模マップ

全国で2万件あるといわれている生花店の中、99%は個人経営、または数人での運営、または50人以下の運営なのです。

つまり、花き業界、特に小売り店においては大企業は存在しないし、ほとんどすべてが中小零細企業で、なかでも零細企業(スタッフ5人以下)の店舗運営が一番多い。

ここから考えると、当然強者ではなく弱者のビジネスだということができます。

じゃあ、弱者だから何をしても強者には勝てないのか、、と思うかもしれませんがそれは違います。

そもそも勝負する土俵が違うのですから強者を意識する必要はないのです。

じゃあ、どこで差をつけるか。

それは専門家だったり、ニッチ分野だったり、すきまだったり、とにかく大手ではやらないような「痒い所に手が届く」「めんどくさいことに対応する」「細かい希望に応える」ということがポイントになります。

こういうことは絶対に大手ではやらないし、できません。

ということは小さい店にとっての強みとも言えますよね。

花屋の場合だったら、

たとえば

規定以外の商品オーダーも承る
お客さまの細かい希望に対応する
お客さまの用意した同送品を一緒に送ってあげる
不安のあるお客さまには何度も説明をする
直前の変更にも対応する

などなど、考えればいくらでも出てきます。

大手でなくてもほとんどの店ではこういった面倒なことはスルーするのが普通です。

でも、ほかがやらないことだからこそ強みにできるというのが事実。

そして、これを実行するための必須アイテムが顧客リストです。

お客さま本人との接客は店舗での一度だけだったとしても、こちらから月に1回、いや、年に3回でもメールやDMを送ることによってその分接客したことになります。

人は接する回数が多いほど親近感がわくというのは行動経済学でもよく言われています。

実際に会う必要なく店のことを忘れず、なおかつ親しみを覚えてくれる。。そしてそれが顧客リストがあるだけで可能になる。

メールアドレスでもいいし、ライン登録してもらうのでもいいし、住所を記入してもらうのでもなんでもいいのです。

こちらから必要な時にアプローチができる情報さえあれば、本当にいろんなことが可能になります。

今はなくてもOK。

今日から一人ずつ、コツコツと集めていけば知らないうちに10人、20人とリストは積み重なっていきますよ^^

 

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