花屋の現状とこれからについて*パートナーショップミーティングより
本日パートナーショップさんとのミーティングでした。
約1時間、毎月いろんなことを話すのですが、花屋の現状についていつも以上に深い話をしました。
というのは、やはり世界的な動向の影響で花の品薄状態がひどくなってきているのと、それに連動して価格も高騰してきているのでちょっとまずいよねってことで。
今までだってそんなことは何度もありました。
でも、今のような危機感はなかった気がします。
今はこうだけど時間がたって落ち着いてきたらまた花が揃うし価格も安定するよねって感じで。
でも、今はそうは思えなくなってきています。
現状として、輸入の花の量が増えているので、これからの世界情勢や原油の値上がりなどによる輸送費のかかり方によっては絶対数がかなり減るでしょう。
そして国内生産も、ここ数年のコロナの影響で花の生産をやめてしまった人たちも多いのです。
やめてしまったら、おいそれとまた復帰というわけにはいきません。
だから国内の花の量も減少している。
現に仕入れをしていても、花の卸価格の上昇ぶりと品薄さにはさすがに危機感をおぼえます。
これからビッグイベントの母の日がありますが、こんな調子では、やみくもに受注を増やしても花が揃えられないかもしれないという恐れがあって、その辺をどう考え、どうとらえ、どう工夫をしていくか、、ということについて意見を交わしあいました。
いつも言ってしまうのですが、ここ数年でマーケットも、流通も、販売の仕組みも、すべてが変わってきています。
今までとは違う。
ホントに違う。
これからは今までのように「時間がたてば元に戻る」ということはないと思います。
どんどん状況が変化していって、それに合わせて柔軟に対応していかなければ取り残されてしまう。
今日のミーティングで思わず「これから黒字倒産が増えるかもね」と言ったのですが、たぶんある。
集客ができて、受注が増えても、花をそろえることができなかったら売り上げにつなげることはできないですよね。
結局来てくれたお客様を断ることになってしまうし、無理して高い価格で仕入れてそろえても赤字になるだけ。
だったらやる意味ない。。ということでやめてしまう。。
なんか暗い話になりましたが、とはいえ手立てはあります。
仕入れに左右されない商品アイテムを考えるんです。
頭を柔軟にして。
守るべきは「生花」「植物」「時間を味わう」というキーワード。
花屋なので雑貨を商品にするのはちょっと違います。
あくまで「生花」「植物」「時間」にこだわりつつも仕入れに左右されない商品って。。
さて、どんなアイデアがでてくるでしょうか^^