2022/02/030 Shares

考察2*ユニクロフラワーが花のマーケットを変える

考察1で、私が個人の花屋であるにもかかわらず、ユニクロフラワーを推している理由をお話ししました。

要するに、花の流通分母を拡大してくれているからということです。

「これからの小売~仲卸価格がスタンダードに~」

「なぜすそ野が広がる?*販売のクロスオーバー戦略*」

前にも記事にして動画にもしたと思うのですが、ユニクロフラワーに対して敵対心を持つのではなく、新規購入者層を広げてくれていると感謝するほうが、自分の店にとってもいい結果になると思うのです。

なぜ敵対心を持つのかというと、同業者と思うからです。

でも、ユニクロフラワーは同業者ではありません

花を売ってるから花の業界だと思ったら大間違いで、同じ土俵でもなければ同じスタンスでもありません。

だから私たち花屋は気にする必要などないのです。

だって、同じような売り方できますか?

できないですよね。

全国主要都市の最高立地の路面に売り場を設けて、数十種類の品種を常時並べて色展開し、季節感ある花を取りそろえ、全店舗共通で1束390円、3束990円、3束以降は1束330円。

これを毎日毎日展開するんです。

できますか?

できないからダメというのではなくて、別物なんです

花を扱ってはいても花業界のビジネスではないんです。

だから同じ土俵でライバル視する必要はないし、する意味もないんです。

それよりも、花き業界ではできなかった新規客層の拡大を頼みもしないのにやってくれているととらえるべき。

そのうえで私たち花屋は、どこに強みを出して、ユニクロフラワーではできないことに焦点を合わせてリピーターを増やしていくか、をやる。

ユニクロフラワーでできないことというか、やらないことはたくさんあります。

*花の相談には乗らない
*アドバイスもしない
*オーダーギフトは受けない
*こまかい花の組み合わせはしない
*束売りオンリー
*ブーケはあるが束を数束まとめるだけ

などなど。

どうでしょう。

わたしたち花屋はもっともっと他にできることがありますよね。

わたしの感覚では、ユニクロフラワーの快進撃はまだまだ数年は続くと思います。

そうやって花に親しむ人が増えていってくれることで、その中の何割かは束売りに飽き足らなくなって花屋さんへ赴くと思うんです。

または、花に興味を持ってそこから植物全般に意識が高まる人も出てくると思う。

だから、これから数年後をイメージして、今仕込みの時として、花に関心を持つ人たちが花屋に来た時、あぁやっぱり専門店は違うなぁ、、と思ってもらえるように精進する時期かなと。

せっかく分母を増やしてくれているんです。

ありがたく、そうやって増えていった花に興味を持つ人を取り込んでいくにはどうしたら。。。

やはりそれには自店の強み、できること、やりたいこと、をはっきりイメージして方向性を定めることがまず重要です。

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