2022/01/29
ニッチをきわめて花を売ろう
「ニッチ」という言葉があります。
ニッチとはものすごくマニアックな領域のことで、オタク系の商品なんかによく使われます。
そういえば、わたしたち、花の業界は全体の流通から見るとかなりニッチかもしれません^^;
そんな花業界、全国で店舗数は2万件といわれていて(もしかしたら実際は1万5000件くらいかもしれませんが)、その中で目立つのは結構ハードル高いですよね。
とはいえ、目立つ方法はあります。
それはどんなに小さなことでもいいからトップになることです。
たとえば、花屋というだけではその他大勢になってしまいますが、
花屋(コーディネーターとしてもOK)
↓
枝ものが得意
↓
季節の枝ものが多品種必ずそろっている
↓
生け花関係、ディスプレイ関係の人がチェックする
↓
イベントとして山に行って枝ものの講座を開く
また、
花屋(パフォーマーとしてもOK)
↓
店舗なし(実店舗、ネットショップとも)
↓
youtubeチャンネル配信が大好き
↓
定期的に花のライブイベント開催
↓
限定予約受付
さらに、
花屋(フラワーデザイナーとしてもOK)
↓
ギフトが得意
↓
特別に気合が入ったオーダーだけ受ける
↓
お客さんと一緒にサプライズギフトをとことん打合せする
↓
花だけでなく演出もすべてやる
みたいな。
何でもいいのですが、あなたの一番得意なこと、好きなことを磨くのです。
全体を6割頑張るより、1割でもいいから得意なことに磨きをかけて、誰にも負けない分野をつくるんです 。
人が物を買うとき、常にどの店(誰)から買うかを悩んでいます。
品ぞろえが豊富な店は強いかもしれませんが、上には上がいるし、今はネットをみれば割とどんな花でも買えちゃいます。
そこじゃなくて、あなたから、またはあなたの店じゃなければ買いたくない!と思ってもらえるほどの信頼関係を築くためには、ニッチな分野で自分を光らせることが必要なのです。
でも。。
そしたらそのニッチな分野でしかビジネスできないじゃない?
そう思うかもしれませんね。
でもそうじゃないんです。
ニッチな分野でもいいからとにかく自分を光らせることで、それ以外に興味がある人も惹きつけられていくのです。
花屋という仕事は物販が一般的なので、品ぞろえや品質など、花という商品に焦点が当たりがちです。
でも、それはみんながやっていることですよね。
そこから一つ抜きんでるためには、自分の個性や得意なこと、好きなこと、続けられること、を掘り下げて光らせていって、輝いたうえで花を売る。
どんな小さな分野でも極めた人やお店って魅力的。
これからの小売業はそんなタイプが主流になっていきそうな気がします^^