ユニクロフラワー吉祥寺店スタート

ついにできました。
吉祥寺にユニクロフラワー。
吉祥寺は電車で10分くらいなのでめちゃ近い。
というわけで、先日オープンしたばかりの吉祥寺のユニクロフラワーへ行ってきました。

吉祥寺駅のアトレを出て徒歩1分のユニクロのビル1F。
店頭を見たとき、え??、、と思いましたよ。
だって、↑こんな感じだったから。
やっぱり有楽町とは違うのか。。と思いつつ、中に入ると。。。あらあら、なに!これ!、、みたいな。

ありました。
中にカラフルな色がひしめき合って、いろんな種類の春の花がいっぱい。
花屋のわたしが言うのもなんですが、この品ぞろえはかなりいい。
色合いもさることながら、品種がいい。
今回、吉祥寺にユニクロフラワーができると聞いたとき、これで仕入れのチョイスが増えるなと即座に思ったものでした。
ベースになる花や、定番の品種、数多く使うもの、グリーン類、などは市場で仕入れるとして、ちょっとポイントに欲しい花や色、たくさんなくてもいいけどあったほうがいい花なんかを週に1回でも入れることができたら、ギフトを作るときかなり助かる。
何より楽しい。

以前わたしも10年ほど吉祥寺で店をやってましたが、そのころよりも駅周辺に花屋が多くなってるような感じ。
駅から離れたところの個人店舗はわからないのですが、とにかく駅周辺は名だたる店がいっぱいあってまさに激戦区。
その中でのユニクロフラワーの立ち位置は、わたしから見たところ、ちょっと別のスタンスかなと。
駅周辺の大手の花屋は知名度、立地条件、品ぞろえ、すべてにおいて花屋なんですよね。当然。
ディスプレイも接客もギフトもその他もろもろすべてが花屋以外の何物でもない。
なので、正直店名は覚えていません。
わかったのは、しいて言えば青山フラワーマーケットくらいでしょうか(国分寺にもあるから)。
つまり全部同じ売り方なんです。
ということは、よほどでない限りお客さんはどの店で買ってもいいわけです。
流動的。
流動的なお客さんが最終的に選ぶのは用途に見合った商品と価格ですよね。
であれば、ご自宅用のお客さんはできるだけ簡単に買えて、選ぶ楽しみもあって、価格も手ごろなところを選ぶ。
これ、まさにユニクロフラワーです。
今まだスタートして3日目ですが、だんだん中にたくさん花があるってことが周知されていけばご自宅用の花はたぶん独り勝ちになると思う。
マジで。
別にひいきしてユニクロフラワーをほめたたえているのではなくて、理にかなっているから必然的にそうなると思っているんです。
なので、ほかの大手花屋が今のままではなく、戦略を変更して理にかなった販売、商品企画、価格設定、を実践すれば、おそらくそこも取り上げたくなるし、買いたくなるはずです。
色々見ていて思うのは、やはりマーケティングなんだなということ。
どこを強くして、どこを削るか。
何に力を入れて、何をやらないか。
やらないことを決めることができたとき、その店は伸びていく。
その点でいえば、ユニクロフラワーのスタンスは、花は売ってるけど「花屋であることをやめている」のです。
さて、吉祥寺の激戦区、これからどうなっていくのでしょう~^^