理にかなった店はどんなときでも流行る
西国分寺の駅構内にある「立喰い寿司魚がし日本一」に最近はまってます。
今日も行ってきました。
立喰いなので長時間いるお客さんはいないし、江戸前寿司ってさっと食べてパッと帰りたいじゃないですか。
そんなスタイルがとってもいい。
うちから一駅なので歩いても20分くらいでつくし、駅の構内なので帰りは電車で国分寺まで戻ります。
魚がし日本一は東京中心に約30店舗営業していて、立喰い寿司だけでなく高級寿司店や立喰いではないタイプもあって、調べてみたらどうやら母体は豊洲市場で水産会社をやっているみたい。
つまり、ネタが新鮮。
しかもちゃんと寿司職人がにぎってくれるのでやっぱりしゃりがちがう。
しかもリーズナブル。
お腹いっぱい食べても2000円いかないし、普通に食べるくらいなら1000円くらいで十分いけます。
長居する客がいないし、次から次にお客さんが入ってくるしで、低単価でも回転率がこの上なくいい。
日本酒と寿司を一人で楽しむ旦那っぽい人がいるのもなんだか雰囲気良し。
この感じ、どこかで経験したな~。。と思い出してみたのですが、そう、ユニクロフラワーを経験した時と同じ感覚だったのです。
つまり、低単価、高品質、高回転率、立地条件最良。
これ、商売の本質が価値の提供だとしたら、ものすごく理にかなっている。
魚がし日本一なら、おいしい、新鮮、安い、便利。
ユニクロフラワーなら、きれい、新鮮、安い、便利。
どちらもひっきりなしに人が出入りして売れ行き好調というのはうなづけます。
売れるには理由がある。
理にかなっていればどんな時だって売れている。
もちろん、売れる要素、求められる内容というのはそれだけではありませんが、買回り品、自分消費、という商品(ギフトではないモノ)で考えたとき、ある程度大きな物量を回せるかどうかって、かなり大きいポイントかと思います。
そうなると自分買い、自分消費のものはある程度大きな規模の会社が母体であることが条件とも言えます。
とはいえ、大きな母体であるにもかかわらず、それほど伸びていない店舗も少なくないのは、たぶん、おそらく、中途半端なターゲット設定または、欲張ったターゲット設定になっているのかもしれません。
たとえば、花でいえば、立地条件も良く、品ぞろえもよいけどターゲットがギフト需要と自宅用と両方に対応している場合は、やはりいまひとつ魅力が薄れている。
だって、ギフトって今、ネットで選び放題だし、買いやすいし、様々なデザインがあるし、品質は基本的にいい。
じゃあ、自宅用かというと、それ、気楽に普段変える値段ですか?って価格だから、結局「花って高いわ~」となる。
いったい何を目指しているのか、同業者の私でもわからない店があるのは正直否定できない。
というわけで、繁盛している店は「やはりね」と腑に落ちる理由があるということを、花だけでなく寿司屋でもおんなじなんだなという感想でございました^^