2021/03/210 Shares

ネットショップ~やってよかったこと~

実店舗をやめてそろそろ10年くらいたちます。

いきなりネットショップに乗り換えたのではなく、2年弱は並行して運営していました。

なかなか売れない悩める期間を脱出して、そこそこ軌道に乗ってはきましたが、ネットショップは地域ではなくカテゴリ内でしのぎを削る世界。

例えばうちならフラワー・ガーデンジャンルに参加しているすべての店舗が競合店というわけです(細かく言えばフラワーギフトジャンルですが)。

一応毎日ランキングはチェックしていますが、それほど競争にこだわっていないので「あの店より売れた!」とか「あの店より上位に行った!」とかは意識していません。

意識するのは、「どの程度お客さんにつたわっているだろうか」ということ。

これは実店舗時代にはあまり考えていなかったことです。

実店舗では実際に来店してくれた方に対しての反応となるので、もちろんあらかじめ店の方針や常識的な接客というのはありますので、まあ、普通に求められたものを販売して、常連さんならちょっと世間話して、って感じ。

しかし

ネットショップは違います。

まず、対面しません。

しかも誰がショップを覗いてくれているのかはさっぱりわかりません。

となると

想像するしかない。

想像上のお客さんがどうしたら買ってくれるのかを考えるんです。

商品画像を撮影するときは、これを見てほしいと思ってもらえるだろうか。

説明文を添えるときは、これを読んでなるほどと納得してもらえるだろうか。

選択肢を決まる場合は、選びやすくなっているだろうか。

などなど。

ほかにも、画像を見ただけで決める人は少ないので、他のページで店の魅力や説明や親しみを出せるようにするとか、直接販売にはつながらないコトも店の味付けとして加えるとか。

結構この味付け部分が大事なんですよね。

そんなこんなの試行錯誤を繰り返しながら、ネットショップでの販売も早10年を超え、最近、ああ、ネットショップやってよかったなと思うことがしきりとあります。

その最大の良かったと思ってることが「わかってもらっているかどうか」を、徹底的に考える癖がついたことです。

このページを見る人が理解できるのか、納得するのか、買いたいと思うのか。

これは、お客さんだからということではなく、業者同士のやり取りにも表れます。

ネットショップをしっかり取り組んでいる業者とのやり取りはものすごくやりやすいんです。

つまり、「わかってもらう」ことの表現になれているんですよね。

これは意識して訓練すれば誰にでもできるのですが、意識しなかったら身につかないものです。

私の訓練法はメールのやり取り。

お客さんとのやり取りはもちろん、業者間でのやり取りも「相手が理解できているか」を意識してしています。

直接話すと言葉以外の表情や声色やしぐさなど、言葉の他に膨大な情報伝達が可能なので、かえって言葉での説明はうるさくなります。

しかし、ネットショップの場合お客さんとのやり取りはほとんどメールなので、その中でしっかりと相手の知りたいことに応えるって、かなり訓練になります。

まあ、あまり大げさな事ではないのですが、基本は相手が安心するかどうか

私の場合、ここに気づいただけでもネットショップをやっててよかった~と思えるのでした^^

youtube動画はこちらです↓
https://youtu.be/B6z0dd_iwi4

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