世代間ギャップに驚いたり悩んだり~神話で解決できることもある~
以前スタッフを雇っていた時のこと。
20代前半の女の子と一緒に仕事をしていて、なんとなくおとぎ話のことになり、「ほらほら、稲葉の白兎とかさ~」と言ったところ、「何ですか、それ?」。
え????
「海彦山彦とか」
「????」
うそ、なんで?
びっくりして根掘り葉掘り知らないことがどこから来るのかほじくってみたら、どうやら教科書に載っていないし、家でもそんな話題しないし、教わったこともないとのこと。
そうなんだ。
なんだかちょっとえも言えない不安を感じてしまったぐらいショックというか、日本の行く末を案じてしまったというか(大げさか!)。
「12歳までに自国の神話(歴史)を知らない民族は100年以内に滅びる」とは歴史学者トインビーの言葉。
この言葉も空恐ろしい。
今までは神話なんて普通にみんな知っていると思っていたので、この言葉を聞いても日本が滅びるなんてね~なんて本気で考えたことなかった。
でも、20代の女の子が神話を知らないというこの事件(私にとっては大事件!)があってからいろんな人に聞いて回ったら、同世代でぎりぎり知ってたけど、40代以下の人たちは知らない人、興味のない人がほとんどでした。
神話なんて知ってても別に役立たないし。。ということなのでしょうか。
歴史も同じようにとらえてるのかな。
皆が昔のことに興味がなければ自分目線の点でしか物事を考えられない人ばかりになるから、世代が違ったり住む場所が違ったりすれば共感できることも少なくなるし、相手に対しての接点がなくなるので言葉もつながらなくなってしまうような気がします。
歴史は今を学ぶためにあるし、長いスパンでモノを考えて判断ができる基盤になります。
神話は歴史とは違うけど、国の成り立ちの物語は年齢や世代にかかわらず共通の言葉を持つことができる。
私は日本が好きなので、日本のことをいろいろ知りたいし世界とのかかわりもたくさん学びたい。
花屋だから必要ないなんて思わないし、むしろ、今花の消費が減っていることについて解決策、改善策、方向性などを模索するためには、常に自分目線で物事を考えたって絶対にアイデアもわかないし、対処療法的なことしかできないと思います。
友人に先述のトインビーの言葉を話したところ、「なんでそれで滅ぶの?」と聞かれ、つらつら考えたのですが、要するに自国の神話や歴史を知らないということは、教わらないということで、教わらないということはそれが大事だという大人が周りにいなかったということで、ということは、自分のルーツについて、自分の成り立ちについて、無関心だという環境だと。
どんな人も興味を持ったり好きになったりしたことについては調べたくなったり話したくなったりしますよね。
神話や歴史に無関心とうことは、日本という私たちの国について興味がないということにつながるような気がします。
マザーテレサも言ってます。「好きの反対は嫌いじゃなくて無関心」とかなんとか。
無関心が言葉になると「どうでもいい」。
「日本なんてどうでもいい」という人が増えたら。。。。そのうち滅びますよね。
ということです。
今は昔より歴史に興味を持つ人が多くなっているという話題もあります。歴女とかいう言葉もありました。
どこがきっかけになってもいいので、ぜひぜひちょっと読んだり調べたり聞いたりしてみたらいいと思うな~^^
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