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「インターネット的」糸井重里著~かなり共感度高い内容。オススメです~

20151117インターネット的

ほぼ日の糸井重里さんの本、読みました。

「インターネット的」 PHP文庫刊。

この本はもとは新書で2001年に発売されていたものを
10年以上たって文庫化したってこと。

10年以上前にインターネットについて書いたことが
今になってようやく「おっ」となったということです。

インターネットといってもその使い方や方法についてではなく、
パソコンを使わなくてもインターネットが始まったことにより
「インターネット的」な社会になっていくであろうことを述べてます。

実は、というほどでもありませんが、
私がインターネットに接したのは1998年ごろだから
結構最初のころから接してはいたんです。

でも、当時、自分のHPを持つことがかっこいいって感じで
それでパルテールのHPをつくろう♪って思ってはじめたんです。

でも、インターネットについて深く考えることもなく
それによってどんな未来が開けていくのかとか考えることもなく
作ってなんとなく更新してただけでした。

糸井さんもほぼ日を始めたのが1997年からだっていうから
ほぼ同じ時期にスタートしてはいたんですね。
この違いは何~?

で、今やっと、この本に書いてあることが実感として
理解できるようになってます。

正直言って、私あんまり糸井重里って言う人好きじゃなかったんです。
別に知り合いでもないのに勝手なこと言うなって感じですが
なんとなく、内輪受けするようなタイプにみえてたので。

本人もこの本の中でーーぼくはずっと、かなり長い間
「ささやかな自分たちの村」という感覚のままでいたんですよねーー(引用)
って書いてました。

うんうん。
私が感じてたのはまさにそこ。
で、そこがあまり共感できず、ほぼ日も面白いんだろうな~って
遠巻きに眺める程度に距離をおいてました。

この文庫化された本は、すべて2001年の新書の内容なんですが
一番最後に「続 インターネット的」っていう章があって、
だから、そこが私にはいちばんしっくりとくる内容でした。

もちろん、前の内容だって古臭くないし、さすが先見の明って
思うのですが、なんとなく青臭い感が否めないところもあったりして。

ただ、ほんとにそうだなと思ったのは、
インターネットによってプライオリティ(優先順位)の決め方が
変わってきたことについての内容でした。

かいつまむと、インターネット以前は目の前にある案件について
プライオリティを決めて実行すればよかったのですが、
インターネット後は、それでは遅すぎる。

優先順位の下位にあるものがもしかしたら
とても価値のあるものかも知れない。

だったら、「やりたいことがあったらとにかくやる」
「選びたいものがあったら、もっといいものを待つよりも、すぐにやる」
というのがインターネット的だと述べてます。

大事なのは、ーーやりたいことを逡巡しないでやってみて
「まともに間違う」こと、そして次の何かを待っているよりも
早く成功なり失敗なりして「何度でも試す」という方法ーー(引用)

ただ、そのときにそれを選ぶときのプライオリティは、
自分の生き方にかかわるものだともいえるので
とにかく自分のことが自分でわかっているということが
大事なんだなと。

ーー自分がいちばんほしいものは何なのか。
自分がいちばん守るべき人は誰なのか、
自分がいちばんやってはいけないことはどういうことなのかーー(引用)

って「大きな価値のプライオリティ」が大事って事なんですね。

ほかにも「大量に生産して、大量に売る」という
資本主義のルールだったと思い込んでいたけどはたしてそうだったのか。

「少しつくって少し売る」という
ーー「消費者が一定の数だけそろえば商売になる」仕事がうまくいくためには
一定の数の消費者と出会うチャンスが必要になります。
それをするための最高の道具として、インターネットというものがありますーー(引用)

っていうのって、
まさにこれからの主流をなす販売方法なんじゃないかと思います。

10年以上前にインターネット的な社会について考えたことが
まさに今現実になっていってる。
だから今また文庫化されたんでしょうけど、
だからこそ、今、読んでみるといい一冊だとおもいます^^

 

 

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