2017/01/04
正しい情報なのかな??~現場感覚との違い
おはようございます^^
フラワービジネス実践アドバイザー*相嶋久美子のブログです♪
来年から始めるフラワービジネスの仕事。
徐々に内容を詰めていっているのですが、いろいろ調べたりしているうちに
「はい??」な記事に遭遇。
「青山フラワーマーケットはなぜ市価の半額で花を売っても儲かるのか」
東洋経済の記事です。
2012年なので2年前の内容ではありますが。
http://diamond.jp/articles/-/29593
http://diamond.jp/articles/-/29600
「青山フラワーマーケット」通称「青フラ」は、東京では
主要な駅の近く、または駅ビルには必ず入っている花屋さんです。
4月に京都に行ったとき、地下鉄の駅にも出店してたなあ~。
関西はまだまだ少ないみたいですが、福島にもできるって
言ってたので、都心からだんだん地方進出へ展開しているんですね。
多店舗展開型の花屋さんなので、年間出店数の伸びが
売上を左右するんだと思います。
で、
上述の件です。
どうやら東洋経済に寄稿している方は、何を根拠に
「普通1本1000円のところ、青山フラワーマーケットでは
ロスを最低限に抑えているから1本500円で売っても利益が出ている」
と言っているのかが謎。
確かにいろいろと計算をされていますが、うん。。。
机上の空論の典型(小声)。。。
この話を私の花関係の人たちに話したら、信じてもらえませんでした。
「バラ1本1000円なんて、そんなこと言う人いないよ~~」
「1本700円でもありえない」
「そのグレードの花は青フラには売ってません」
などなど。
ですよね。
でも、よろしければ上のリンクから件の記事を読んでみてください。
書いてるから。
いや~
いくら青フラが花を安く売っているということを書きたかったにしても
(特に安くはありません。普通の価格です)
もうちょっと市場調査くらいして欲しいもんですね。
バブルの時でさえ、1本1000円のバラなんてそんなに出回りませんでした。
私は一回だけ、1本1000円のバラを売ったことがあります。
でも、そのバラは非常に珍しい品種だったし、
ものすごく手間ひまをかけて作られて付加価値が高かったし、
それに、一見して普通のバラよりも花が大きくて
珍しいバラでございましたから。
要するに1本1000円のバラを売るのはその意味がちゃんとあるってこと。
東洋経済の記事は、一般の普通の店が売っている
日常の花としてのバラのことを書いてます。
でないと青フラのバラと比較することすらおかしいし。
あ、断っておきますが、
青フラのこと、イケてないって言ってるんじゃないです。
青フラの経営方法は花屋経営にマーケティングをうまく使った
ひとつの成功例だったと思っています。
いろいろと取り上げられることの多い会社だけに
日頃地味で小さなシェアの花卉業界のなかでは目立つんです。
なので、メディアに取り上げる方もウラを取るでもなく
取材してそのままアップすることが多いのかもしれません。
でも~
やっぱり言いたい。
記事にするんだったら、一回くらいでもいいからほかの花屋で
花買ってみてからにしたらどうかな~と。
記事内容の分析や取り上げ方は、まあ、業界外部の人がからみたら
そうなんでしょうねという感じで、ちょいと言いたいことはあるけど
そんなもんかもねというところです。
が、
バラ1本1000円で売らないと利益出せないという論は乱暴すぎますね。
これって、前提として
→青フラは今までの花屋よりも安く提供しているはず。
→青フラではバラを1本500円で販売している。
→取材時にほかの店の半額以下で売っていると言われた。
→ということは、ほかの店ではバラを1本1000円で売ってないと
利益が出せないはず。
という順番か?
だったら、記事にすること自体おかしいだろ。
まあ、私も先日いろいろな調べ物をしていて知った記事ですから。
私の周りでその記事を読んで話題にしていた人なんて
一人もいませんでしたし。
でも言いたい。
花専門のメディアじゃないから、業界に疎いことは仕方ない。
けど、公に披露するんだったらもうちょっと責任もって
書いてください。
花関係の人、読まないかもしれないし、読んでもくだらね~って思って
それで済ますと思うし、なんか言われてもそんなに影響が
ないことかもしれませんが、でもやっぱりいかがなものか。。
でございます。
取材をされる側はともかく、記事書く人、
せめて鵜呑みの記事は書かないで欲しいもんですな~~~^^;
胡蝶蘭と切り花を単純に比較する感性も問題だと。。(あ、これも小声)
今日も自分を信じて素敵な一日を♪
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花から始まる豊かな生活を目指します。