普段の受注を増やすには*イベント時期以外はどうしたら
よく、イベントはそこそこでいいから普段の受注が多くなってほしい、、という声をききます。
わたしも実店舗時代、常にそのことを考えていたので気持ちがすご~くわかります。
ネットショップを始めたばかりの頃も、正直言ってイベント以外の普段の日が上がってほしいというのが目的でした。
それこそ30年以上そのことはずっと大きな目標であり課題であったわけです。
で、私なりの結論から言うと「かなりむつかしい」というものです。
つまり、いくら販売窓口を増やしても、閑散期に集客のテコ入れをしても、それはあくまでも対処療法であって、ずっと続く結果にはならない。
はぁ~。。キビシイ現実ですよね。
でもこれがほんとのところなんだと思います。
つまり、思ったようにうまくはいかない、というか、そんなに甘くないというか。
じゃあどうすれば普段の売り上げをあげられるのか。
方法は二つあります。
わたしがながくそのことについて考え実践、トライアンドエラーを繰り返した結果言えることのひとつめは、「イベント時にできるだけ集客をがんばる」というものです。
具体的に言うと、広告費をかけずたくさんの集客ができるのはイベント時だからです。
何もしなくても注目されるイベント時はチャンスだし、それって花屋だからこそ与えられている恩恵でもあります。
もちろん無理をする必要はありません。
以前の記事でご案内したように、最終的に利益が出る計算をしたうえで、どのくらいまで受注が可能かということをしっかり踏まえたうえでのことです。
「顧客リスト活用法*利益を出すために活用を」
やみくもに受注を増やしても、ロスやミスやトラブルを引き起こしたら逆効果ですからそこは自店のキャパをしっかり踏まえたうえでちょっと無理するくらいがちょうどいいかと。
もうひとつは、年間を通してプライベートギフト、つまり個人の誕生日や記念日などの用途に対してのお知らせをするというものです。
これはいつも書いているのですが顧客リストの活用になります。
顧客リストは一朝一夕には集まりませんが、この重要さを深く理解したら少しずつでもコツコツと集められるはず。
集まった顧客リストは年間計画を立てて愚直にメルマガなりDMなりを出していく。
そして顧客リストを一気に集めることができるのがイベント時なので、そのイベント時の集客を意識することがいかに後々に大切になってくるか、というわけです。
もちろん広告費をしっかりかけていけば普段の時でも集客は見込めます。
でも広告費を書けた後、利益になっているかどうかが大切だと私は思っているので、時間と手間がかかっても顧客リストを活用したほうが長い目で見て経営が安定するというか、自店のファンになってくれるお客さまを囲い込むことができるというか、後々のことを考えると広告というカンフル剤よりも、自力で集客をした方がいいと思うのです。
広告が悪いと言っているのではなく、広告も使いようだと思っています。
なので、しっかりした計画の元、効果測定をしつつ、マンネリ広告にならないよう主体的に活用するのはアリだと思っています。
その辺の話になると、自店の方向性をどのように考えているかという理念の問題になってくるのでケースバイケースとしか言いようがありません。
ただ、このブログを読んでくださっている方は、おそらく経費をそれほどかけることなく、そして、過労になることなく、楽しみながら花の仕事を続けていきたいなと考えているのではないかと思います。
わたしがまさにそうなので。
最後にもう一度まとめますと、
普段の受注を増やす方法は二つ
①イベント時にしっかり集客する
②顧客リストを集めて運用する
自力で集客することは大変である程度時間がかかりますが、大木の根っこが地中深く張り巡らされているように、そこをしっかり実行できれば仕入れの価格が高値安定になってしまっても、流通費用がかさんだとしても、社会情勢に変化があろうとも、ちょっとやそっとで倒れない店になるはずです^^