2021/08/24
新感覚*ユニクロのフラワー戦略~思っていたよりスゴイ!~
行こう行こうと思っていて、やっと行ってきました。
世界最大のユニクロショップなだけに商品の量もすごいし、ディスプレイも斬新で、うちの近所の丸井の中のユニクロと売ってるものは一緒なのに全く空気感が違ってた。
行きたかった目的は、ユニクロで花を扱いだしたのでそれを見たかったから。
いろんなメディアで取り上げられてはいたけれど直接見てなかったのと、近しい人がかかわっているので是非見ておきたかったのでした。
で、
行ってびっくり。
入り口に並んだものすごい数の季節の花々。
色別に分けられ、一般に大量販売店で見るような種類ではなく、束で買ってもそのままギフトで通用するような花が集められている。
話を聞いていただけの時、正直ホームセンターの花売り場の延長で、それの大きい版かな~くらいに思っていたけど、いやいや、おみそれしました。
まったくレベルが違ってました。
これだけの品ぞろえは大手の花屋でもたぶん無理ですね。
東京だと青山フラワーマーケットが品ぞろえがよくておしゃれなカジュアルフラワーショップとされてますが、いやいや、まったく次元が違ってます。
ユニクロの花販売スタッフの女の子に「写真撮っていいですか?」と聞くと「どうぞどうぞ」ととっても感じよく答えてくれました。
まあ、ユニクロはスタッフ教育にも力を入れてるので、こりゃ買うのもストレスなく感じよく買い物ができるな~と思った次第。
何度も言いますが、品ぞろえがハンパなくいいので、つい買って帰ろうかと思ったほど。
だって、市場で仕入れたら本数のロットがあるので迷ってたものでも、ここだと1束ずつにまとめて、しかも一律390円。
どうやら銀座で行け込みの仕事をしているプロたちがちょくちょく買いに来ているらしいです。
私も近かったら買ってますね。
店内にはギフトブーケもありました。
こちらも単純に1束390円の花をいくつ使ったかで価格が付けられているので、銀座なのに、、銀座じゃなくても、安いです。
きくところによるとかなり低いロス率で、これだけの量がそのロス率ってどんだけ売れてるんですかって感じ。
つまり、
需要はあるんですよ。
今回の、このユニクロとのコラボが成功した原因は、もちろんユニクロと花業者の企画の勝利なんだけど、つまるとこと、結局、集客できる場所でこの価格で見せ方が素敵なら、いっぱい売れるってことなんですね。
ユニクロは花で儲けなくてもいいというスタンスだし(もちろん赤字だとやる意味はないが)、花業者も小売りではないので高い価格設定をする必要がない。
花があることによって、数カ月に1回来店して服を購入していた人が、2回来店することになれば単純に2倍の売り上げになります。
花もユニクロに合った販売でとてもシンプルでわかりやすいので違和感ない。
しかも、銀座の世界中のユニクロのアンテナショップということもあり、ちょっとした花屋よりはるかに質、量、価格とも優れているとしたら、売れないわけないですね。
以前からいろいろ話は聞いてたけど、こりゃ、それは大変だったわ。
ここまで完成度の高いカジュアルフラワーの売り場は見たことないです。
ユニクロ内でも評判がいいため、関東圏で次々と売り場が増えていきそうですが、まあ、増えると増えたなりに大変だな。
このビジネスモデルがどこででも通用するように、再現性を高くしなくてはならないもんね。
まだまだ高いハードルですが、頑張ってほしい。
これは、異業種と花業界とのいいコラボの例。
いつもお伝えしていますが、花卉業界だけでの集客は現実的ではなくなっています。
同じことをする必要はないけれど、この成功例は花卉流通を増やすためのヒントとアイデアが数多く示されていると思います~^^
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