2019/09/04
花の仕事で起業するときの注意点~見極めが肝心~
花の仕事を始めたいという人が増えている気がします。
統計を取ったわけではないので正確なことは言えないのですが、ひところよりは花屋をしたいという声をきくようになりました。
統計と言えば、
現在の花き業界の流通量はここ20年ほどで1兆8000億円から8000億円に低下していて、にもかかわらず店舗数は約24000軒と変わっていません。
でも、周りを見渡すと閉店した花屋さんの多い事。
国分寺の駅周辺でも、この5年間で南口、北口併せて10件ほどある店のうち半分は閉店しました。
そういうことを聞くと、「花屋に未来はないのか。。」と思ってしまうかもしれませんが、ちょっと待ってください。
閉店した店はほとんどが、その業務形態を変えずに続けていたのです。
今存続しているお店で繁盛している店は、リピーターが定着している店か、立地条件が超いい店です。
あ、うちも存続している店の一つと言えますが、確かにリピーターさんは定着していますが、それとともにともに営業形態を変えてきたことが大きいです。
これから花の仕事を起業する場合、よほど立地条件がいい場合は別として、店舗を持たないというのがカギになるかもしれません。
あ、店舗を持たないほうがいいというのではありません。
店舗を持つ場合は、今までのような店舗形態ではなく新しい店舗としてのビジネスモデルを作ることで繁盛すると思います。
ただ、現実的に考えて、今のようにネットビジネスが普通になっている現状では、固定費の面からもまずは無店舗で始めるほうが負荷が少ないのは明らかです。
その場合必要なことは、ネットでいかに販売していくかのノウハウや知識。
もちろん花の知識も必要ですが、起業するまでに花屋さんでアルバイトしたり、花の仕事のアシスタントをしたりして経験を積んでいると思うのでここでは割愛します。
私が実店舗をしていた時代は、まだネットで買い物をする人がいなかったり、いてもまだ定着していなかったのでした。
もし、今からはじめて花屋さんを立ち上げるとしたら、今のインフラではやはりネットを活用することから始めると思います。
ネットを活用するといっても、アトリエで誰にも会わずひたすら花のギフトを作り続けるというイメージではなく、ネットを自分のプラットフォームととらえて情報発信をしつつ、リアルな場所へ足を運び実際にお客さんと接しながら販売につなげていく感じ。
これは、運営する人のタイプによるので、自分がどういう販売の仕方がしっくりくるかで決めればいいと思います。
あと、昔と全く違っていることがもう一つ。
それは、時間のたち方です。
30年前と今とでは物事のスピードが全く違います。
すべてを今のスピードに合わせる必要はありませんが、とにかく次から次へとあたらしい販売形態やビジネスチャンスが現れます。
たとえば、
youtubeで収入を得るなんて、ここ10年で定着したモデルです。
教室を開いて何かを教えるのに、わざわざ人所へ集まらなくてもzoomをつかえば居ながらにして複数人数で学ぶことができます。
もちろん新しいことがすべていいわけでなく、自分に合った方法を取り入れていけばいいのです。
が、
自分に合った方法がよくわからないと、インスタやってみて、FBやってみて、ブログやってみて、youtubeで動画やってみたり、ツイッターでつぶやいたり、とにかくいろんなことをやってみたけど時間を使っているだけで全く成果が上がらない。。なんてことになるおそれが。。なきにしもあらず。
そこでいつも思うのは、起業ってまずは専門家に頼ることが一番の近道ということ。
新しい事を始めるとき、準備ってしますよね。
何も予備知識なく始めるのはちょっと無謀です。特に今は。
なぜならすぐに始められるツールがあまりにもたくさんありすぎるので、すべてが中途半端になってしまいなかなか軌道に乗せることができないからです。
何に注力しなければいけないのか、どういったアプローチで店を作り上げていくのか、短期・中期・長期の展望と計画は?
回り道に思えても、まずは自分がどんな店を思い描いているのか、そしてどうすればそれを現実にすることができるのかを相談しながらやっていくことが、結果的には一番早い道筋だったりするのです。
下記ページで、花の仕事を起業したい方のためのアドバイスセッションを受け付けていますので、ぜひご相談ください。
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