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今のマーケットを意識する~ゆでがえる状態からの脱出~

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10月は目立ったイベントもなく、なんとなくまったりした感じで前半が過ぎようとしています。

ていうか、早!
もう10日。

このまま年末まで超特急ですすんでいくんだろうなと思うと、気がせくというかなんというか。。

先月9月は敬老の日と相まって、猛暑日や台風があったにもかかわらず結構忙しかったのだけれど、今月10月に入った途端なんか注文状況がおとなしくて、「ま、ハロウィンはそれほど盛り上がるイベントじゃないしね」と思いつつ、昨対比より下回ってると思うと「なんか問題が?」という気持ちになってみたり。

なんとかしなきゃと思いつつ、その日の受注状況に一喜一憂するのは正直あります。

とはいえ、目先のことは瞬時に過去になっていくので中期・長期のスパンで立てた計画をしっかりやっていかなきゃな。

人手不足の解消=働く場の減少?

アマゾンゴーの話を聞いたとき、そうか、そのうちレジ打ちの職業はなくなるんだなと思いました。

日本でも人手不足のコンビニなどでワンダーレジと呼ばれるSPAI(サインポストAI)を使って無人で商品を売買している店を見かけることがあります。

小売りの現場だけでなく、介護や農業など人手不足と言われている現場では着々とAI研究が進められていて、現状では移民による労働力増加とか言ってますがAI技術が定着してきたら単純労働従事者は働く場所ってなくなるんじゃないかなと。

ふだん、ちょうどよく売り上げをあげられるようにどうすればいいかな~などつらつら考えていますが、いやいや、これからの販売世界の変化によってお金を使う人にも変化が表れてきて、10年前と同じやり方で販売をしていたらおそらく時代遅れというか、ついていくことができない状態になっていくんじゃないかなとヒヤッとする気持ちになりました。

お客さんの常識が変わっていく

素人考えですが、単純労働をする職場がなくなるということは、管理職とか専門職とか営業職とか接客販売とか、人が直接かかわったり動いたりする仕事に就くことができないと収入が得られないということになるのでしょうか。

まあ、そんな単純なことではないと思いますが、明らかなのはお客さんのお客さんの常識が変わっていくんじゃないかなということ。

コンビニやスーパーなどで買うような日常品については時間の簡略化に慣れていくけど、その一方で趣味やライフスタイルやギフトに関する買い物にはこだわりを今以上強くするような気がする。

買う側の意識がどんどんカスタマイズ化されていくのに、売る側の意識が10年前と同じ自分の選んだものを並べて売るという押し付け販売(あえてこのことば)のままだとどんどん取り残されて行っても仕方ないかも。。

ゆでがえるからの脱出

お店をしていると、いつのまにかゆでがえる状態になっていることってあると思います。

私がそうでした。

朝から晩までやることがやたら多くて、新しい情報を得るような時間も気持ちの余裕もなかったです。

花屋だから新鮮な花を仕入れて、店内をきれいにディスプレイして、素敵なアレンジやブーケを作って並べて、来店してくれたお客さんに選んでもらったものを販売したり、注文を受けたり、常連さんが立ち寄って話をしたり、花の水替えや手入れをしたり、、なんてことしているのが仕事だと考えていました。

1年を通すと大なり小なりイベントがあるから、売り上げの高い山低い山は常にある。

もちろん深い谷や浅い谷もあるけど、山がそのうち来るからヒマだな~と不安になってもいつの間にか忙しくなって、なんとなく支払いができちゃったりして、ま、ぼちぼちでいいか、なんて自分に言い聞かせてたり。

そんなこんなで、3年前と比べた時に年間売り上げが10%減っていることに気づき超不安になる。

でも、そうはいってももうすぐ母の日来るから忙しいはず。。確かに忙しくなって、あ~大変~と思うかもしれないけど、それは自分の体力が落ちているからかもしれなくて、数字を見たら明らかに前年比より減ってる。

とかなんとかそんなこんなを繰り返しているうちに、ふだんはうっすらとやばい感を感じていたのが目に見える形で現実になってきて、気づいたときには資金も底をついてやる気もなくなってしまって体力も持たないなんてことになっていたり。

なんか嫌なことばかり書いてしまった^^;

でも、この、知らず知らずのうちに状態が悪化していって気づいたときにはもう処置するにはあまりにも大変なことになってしまっているという状態、珍しいことではないですよね。

じゃあどうすれば。

今のマーケットに目を向ける

やっぱり情報って大事です。

日々の仕事が忙しいからって、目の前に起こっていることを知らないままにするというのはハッキリ言って逃避。

私は店をやっていた時、ずっと逃避していたかもしれない。

今自分がやっていることがお客さんに受け入れられるかどうかが大事で、世間に振り回されるなんてやなこったと思っていたので。

でも、間違ってました。

たぶんその頃の自分は、自信の裏付けがあんまりなかったので、得た情報を受け止めきれずに否定と逃避に走っていたんだと思います。

客観的に見ることさえできればそんなことなかったのにね。

まあ、若かったからとでも言っておきましょ。

で、今感じているのはホントに情報の大切さです。

花屋というどちらかというとニッチな仕事をしているからこそ、情報は必須。

異業種や異分野の情報は、本質的に花の仕事と変わることはありません。

今、世界で起こっていることを知ればそのうち日本で何が始まるのかも理解できます。

花屋という仕事を続けていくためにどんな変化をしていくべきなのか、情報を持っていれば方向を決めることができます。

もちろん情報は100%正しいとは限りません。

だから自分の感覚も磨いておかねばならんでしょう。

はぁ。

要するに、ぼ~っとなんとなくやってます~っていうのはキビシイってことですね^^

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