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短期・中期・長期で考えてみる~羅針盤をもとう~

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計画倒れという言葉がありますが、確かに計画だけ立てても実行に移さなければ意味ないですね。

かといって、計画なんて立てなくても毎日目の前の仕事で忙しいから必要ないかといえば、それは大きな勘違いかと。

私たち店舗経営者にとっての計画とは、いわば商売の羅針盤。

どこに向かっているのかをイメージした上で、今やっていることを積み重ねていくってとても大切なことだと思います。

羅針盤をもって大海にでよう

パルテールを始めたばかりの頃は、今思うと中期のビジョンを沢山描いていたような気がします。

たとえば、3年後に2店舗目をオープンする、とか、教室を運営するとか、5年後に雑誌の仕事を増やすとか、7年後に本を出版するとか、特に根拠もないままつらつらと書き綴っていたことを思い出します。

短期といえば向こう一年間の各月の売り上げ目標を立てるくらいだったような。
長期に至っては全くイメージが持てなかったような気が。

開店当初からしっかりと短期・中期・長期のビジョンを描いていたら、もっと早いタイミングでビジョンの必要性をご案内できていたかもしれません。

とはいえ、何事も失敗でもなければ成功でもないと思っているので、試行錯誤も含めた上でこれあった方がいいなと思ったことをご案内していこうかと。

短期は1年間で考えてみよう

まず短期。

こちらはよくご案内している年間スケジュールになります。

1年間を月別に割って、イベントや行事など売り上げに直結する動きを記入して売り上げ見込みを出します。

売り上げ見込みは理想と願望が入りますが、あくまで現実的に。
あまりにも無謀な見込み金額を立てても結局絵に描いた餅になりすぎます。

各月の見込みが出たら、それぞれのイベントや行事に併せて準備期間を記入します。
たとえば母の日なら大きなイベントなので準備期間を2週間くらいとるとか、クリスマスは期間が長いので前もっての準備は1週間くらいで大丈夫とか。

イベントのない期間はオリジナルイベントを企画してもいいし、オリジナル商品の製作に当ててもいいし、隙間があったらできることをいろいろ入れていって、それもまた準備期間を用意します。

もちろん、月々の売り上げ見込み金額をそれぞれのイベントや企画に割り振ってボリュームも目で見えるようにしていきます。

これを作っておくと今、自分がお店の仕事として何をするべきか、またはしなくていいのか、が非常にわかりやすいので気持ちが安定します。

文章で書くとわかりづらいですね。
スミマセン。

ただいま、誰でも簡単にできる年間スケジュールのワークシートを作成中なので、できたらご案内しますね。

次に中期、、ではなく長期ビジョンを

短期ができたら次に取りかかるのは長期ビジョンがオススメです。

順番でいえば中期ビジョンかなと思うかもしれませんが、先に長期をイメージした方が中期ビジョンがより具体的になるのです。

長期は10年以上先のことで考えてみましょう。

そんな先のこと、、と思うかもしれませんが光陰矢のごとし、10年なんて過ぎてみればあっという間です。
ビジョン通りにいってもいかなくてもいいんです。
なんていうと、だったら立てる必要ないし、と思うかもしれませんが、そこはやはりあった方がいいです。

長期ビジョンを考えるということは、自分の方向性を考えるということなのです。
10年後、15年後、20年後、明らかに自分にも家族にも、そして社会にも変化があるはず。

たとえば、10年後は子供が成人して時間に余裕ができていたり、15年後には家族の介護が始まったり、20年後にはさすがに体力が低下して同じような動きはできなくなっていたり、、などなど、いろんな可能性が考えられます。

内容は個人的な環境や生活によって千差万別ですが、明らかにいえることは自分も確実に老化していくということ。
動けなくなることを想定するというよりも、年をとってもしっかりと仕事を続けて行くことを前提に考えたい。

長期ビジョンは細かく考える必要はありません。
10年、15年、20年という大きなスパンでイメージできることを書き込んでいきましょう。

そして中期ビジョンがキモ

中期ビジョンは直近1年後から10年間をイメージします。

10年間の1年ごとの売り上げ見込みを立てていくとわかりやすいです。
と、同時に2年後、3年後と1年ごとに区切りながら実現していきたいことを書いていきます。

中期では仕事とプライベートと二つに分けて書き込むことでより現実的にイメージすることができます。

たとえば、2年後の売り上げ見込みは前年比10%アップで、プライベートでは家族旅行で北海道に行く、とか。
3年後に貯金が1000万円になってるとか、体重が10キロ減ってるとかでもなんでもいいので。

今から10年間だと、結構具体的にイメージしやすいのでできるだけ書き込んでいきましょう。
自分が見るだけなので殴り書きでもいたずら書きのような感じでもOK。
イメージして書いていくという作業が大事。

考えられるだけ書き出したら、それぞれの項目について逆算して今から何をどのように準備すべきかを記入します。
めんどくさいかもしれませんが、逆算するってことがポイントなんです。

これがなければただのイメージで終わってしまいがちですが、逆算して今から何をすればいいかを具体的に理解すればそれって未来をつくることになると思いませんか?

中期のビジョンづくりですべてが変わるといっても過言ではないくらい重要なとこでございます。

計画はあくまでも計画

短期・中期・長期の計画がガッツリできたら実行あるのみ!
というわけにも行かないのが現実です。

予測できないことや、もっと目指したいことが現れるかもしれません。
途中で条件が変わることや、環境が大きく変化することだってあります。

そんなときに注意したいのが「ああ、計画倒れになってなんてだめな子」、、なんて自虐すること。

条件が変わったらやり直せばいいです。
環境が変わったら、変更すればいいです。
計画に縛られる気持ちになってしまったら、半分に減らせばいいです。

計画はあくまでも計画です。
計画に操られるのではなく、あくまでも自分の頭と気持ちをクリアにするためのものですのでそこは本末転倒にならないように注意してくださいね。

まじめに考えすぎてしまうとしんどくなるので、私はちょくちょく都合良く変更したりしています。
計画に主役を奪われないようにすることもお忘れなく~^^

 

*計画は短期・長期・中期の順番で
*イメージして書き込む作業が大切
*計画に振り回されないように

 

何かわかりづらいこととかありましたら、お気軽に問い合わせまたはコメントしてくださいね。

くさくさした花卉業界の現状を打破するための「売れる花屋研究会」こと
「フラワービジネス研究会」 相嶋久美子

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