ちょっとずつの「できた」が大切~小さい経験力ってすごい~
私の師匠(踊りの)は60代後半ですが、毎日毎日ものすごく動いています。
動くというのは、仕事だったりお稽古だったりお付き合いだったり
猫のことだったり、それこそいろいろです。
ご自分でも「この年でこんなに忙しいなんてある?」と
笑ってます。
たまに疲れて昼寝してることもあるらしいけど、
ま、そりゃそうでしょう。
それくらいしてなきゃ逆に信じられないです。
で、新たにまたひとつかかわって動かねばならないことができました。
それは、及ばずながら私もかかわることになるので
わたしもひとつ動くことが増えるということです。
師匠だけでなく、わたしも仕事のほかにもいろんなことで
結構毎日動いてる。
だから、これ以上何かをやるということは、別にやらなくても
誰も何にも言わないし、反対に、ちょっとセーブしたらといわれるかもです。
でも、本人は別にそう思ってないんですね。
動いてるなって感覚はあるけど、「忙しくてもういや!」とは思っていない。
もし、10年前の自分から一気に今の状況になったら
とてもじゃないけどムリ。無理ですそんなの。
仕事以外のことだったら受けないと思います。
じゃ、何で今できるんでしょう。
それは、急にじゃないからです。
徐々に、少しずつ、時間をかけて、
やるべきこと、頼まれたこと、ふっかかってきたことについて
断らず逃げずどうにか対処してきたからかと。
あ、もちろん、絶対無理なことは断るし、気持ち的に悪だとおもうことは
避けてきてますが。
いきなり全部だとできないことでも、ちょっとずつだと
少しずつ「できた」経験を増やしていくことができます。
「できた」経験を味わうと、それ以上の負荷がかかっても
「できる」って思えるし、挑戦することも楽しくなっていきます。
確かに、「できた」と思うまでには「できない」とおもう気持ちも経験します。
でも、できないからやめようとは思わないで、
どうやったらできるかなといろいろ試します。
そうこうしているうちに、少しずつ低い階段を登っていくように
ホントに少しずつだけど、できた経験が積み重なっていきます。
結果、「できた」経験の分だけ付加を感じずに、
普通にできるようになっている自分に気づく。
それは、具体的に何がいくつできたかというのではなくて
気持ち的に「できる」という自信のようなもの。
というか、できるかもっていう感じの希望的楽観的な感じ。
結果をすぐに出そうとあせらなければ大丈夫だなって思えてくるんです。
だから、やろうとするし、やろうとしてまた負荷がかかって
でも、それをどうにかクリアしようとするので、
そのうちまたそれが普通にできるようになっていく。
そんなことの繰り返しで今、師匠はいっぱいいろんなことが
できるようになっているんだと思います。
やれるように精神的に強くなっているというか。
いくつになってもいろんなことを経験して、逃げないで
乗り越えようとするってすごいことだと思います。
このへんも身近でたくさん勉強させてもらってます。
しっかりやろっと^^