2016/05/19
時機を逸した商品は見切りが大切~商売は現金化がキモ~
私が花屋を始めるにあたって、まず決め手にしたのが
在庫を持つ必要がないということでした。
生花なので、在庫にはそもそもなりません。
そのかわり廃棄というロスが生じるのですが、それでも
在庫を持つよりは気が楽だと思っていました。
とはいうものの、正規の値段で販売できなくなったものは、
すべて在庫と考えると、花だって廃棄する手前の微妙なものは
在庫と言えます。
生花の場合は在庫というより見切り品ってことですね。
先日テレビでジャパネットたかたの社長が出てて、
「お客さまにもとめられなくなったらすぐに見切ることが大事」って
話してました。
生鮮品に限らず、商品には旬てものがあります。
その、旬の時が一番利益率高く販売できます。
ただ、その時期は短い。
または限りがある。
かといって、見切り品を販売すると店の価値が下がるんじゃ・・
という心配も頭をよぎります。
私も花をそうやって「短い間ですが楽しんでください」って
安く出したことがありますが、なんか不安でした。
そればっかり売れちゃわないかなとか。
店のイメージが落ちないかなとか。
結果的には、そうならないように仕入れと販売のバランスの改善を
意識するようになったり、あらかじめ予約をできるだけ入れてもらえるような
販売方法にしていったことで、そもそものロス率を低下させることが
できたのでよかったんですが。
とはいえ、仕入れたものが毎回全部売れてしまえば一番いいのですが、
なかなかいつもいつもそううまくいくとは限りません。
どうしよう~、、どうすれば~、、って悩むんですが、
やっぱり高田社長のいうとおり、店にとって見切る勇気って
ホントに大切なんですよね。
現金にできる時点で見切れば赤字だとしてもお金になります。
お金になれば次の仕入れに回すことができます。
うじうじしてて見切りを外したら廃棄=ロスです。
今は廃棄にも費用が掛かります。
しかも現金化はゼロですからまるまる赤字です。
ま、こう単純に考えるとカンタンそうなんですが
とにかく見切りはムツカシイ。
さらにそれを現金化するのはもっとムツカシイ。
でもやれば確実に商売の腕が上がる。
このやるとやらない、できるとできないって、
どこの違いなんでしょうね~^^