2017/01/040 Shares

時代を顕す「日本の花者」草土出版刊~

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去年の年末に出版された「日本の花者」。

日本を代表するいけばな作家、故中川幸雄氏、
そのパートナーである、おなじくいけばな作家、故半田唄子氏。

このおふたりの作品が一緒に掲載されているなんて。。
すごい感激です。

いけばな界で現在活躍する方々や、フラワーアーチストとして
活躍する方々など、全部で26名の方が紹介されていて、
もちろん、私の師匠、千野共美先生もその中のひとりです。

私は、千野先生との関係から、
中川先生の個展やイベントのお手伝いを末席ながら
何年かさせていただいたことがあります。

今となってはとっても貴重な体験でした。

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中川先生は、いけばな作家であり、ガラスの作品もつくり、
書家でもあり、写真家でもあります。
写真は土門拳に師事していたことも。

超一流の芸術家は、全てにおいて超一流の感性を持っているんだと思います。
視線のハードルが異常に高くて、その目線で全てを見るから
何をやっても高い基準の作品が生まれていくんだと。

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これは、中川先生の代表作「魔の山」。
チューリップの花弁を何万枚も重ねてつくられたものです。

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半田先生は、私が千野先生に師事していた頃には
すでに他界されてました。

九州のいけばなの家元だった環境から、中川先生の才能に惹かれて
お互いに花の世界で生きていく決心をしたという、
なんだかドラマのストーリーのような方でした。

あ、実際に本やドラマになったことあるそうです。

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この本からチョイスして撮影してるので、一つしかご紹介してませんが
作品全て、力強さと繊細さを感じます。

明治生まれの女性が、こんな開放的な花をいけるって
どんな精神力、イメージ力を持っていたんだろう。。

千野先生が半田先生に師事しようと決心した気持ちが
わかるような気がしました。

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そして千野先生。

ちょっとすっとぼけた感じの持ち味が魅力ですが、
花は大胆かつ優雅。

器の選択や目線、背景、全てにおいて妥協しません。
もう、このくらいでいいのでは、、と思っても、
まだまだ。という。

完成度の基準がめちゃくちゃ高いので、そこに到達するまで
微調整を繰り返します。
どこにそんな体力が?
と思えるくらい、花に関してはタフ。です。

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とりあえず、身近な3人のいけばな作家をご紹介しましたが、
ほかにも花でいろんな表現をされている方々の作品と
それぞれの考えやこだわりが述べられています。

私自身は、フラワービジネスという、花の商売の方へ
進んでいるので作家としての活動には詳しくないのですが、
やはりどんな世界であろうと、トップになる人はすごいなと。

この本は、草土出版35周年を記念して刊行されたもの。
気合入ってます。

ひとりひとりの、作家やアーティストたちの表現の底にあるもの、
そして、表現した花の数々。

この一部だけでなく、
ぜひぜひ、手に取って眺めてみてほしい一冊です!

「時代を顕す 日本の花者」草土出版刊

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