2017/01/04
まいにち植物*香り高いヒヤシンス
ヒヤシンス*ユリ(キジカクシ)科 学名:Hyacinthus orientalis
3月になると本当はヒヤシンスはそろそろおしまい。
あ、花屋でのことです。
庭で咲くのはお彼岸を過ぎたころからが本番ですね。
このヒヤシンスは白ですが、紫やピンク、赤などもあります。
仲でも私が大好きなヒヤシンスの色は青みがかった紫色。
同じこの時期の球根植物、ムスカリと同じような色というか、
もう少し濃い目でしょうか。
白のヒヤシンスを撮影してるくせに、濃い青紫の色がすきなんて
なんかこの白のヒヤシンスに失礼ですね。
すみません。
白も好きです。
というか、白はあまり仕入れなかったので、ついつい選んじゃった。
実はこれ、鉢植えのヒヤシンスをカットしていけてます。
ちょうどいい咲きごろだったので。
もうすでに甘い香りが。
ヒヤシンスの香りは結構強いので、苦手という方もいるけれど
私は大好き。
市場では年末からすでにヒヤシンスは出荷されます。
本来は春に咲く花なのですが、私の中では冬の花。
気温が低いほうが色もしまってコクが出ますしね。
出荷されているヒヤシンスはほとんどが輸入品です。
球根植物なので出荷しやすい。
大体球根植物は茎や葉に水分を多く含んでいるので
草花系のものよりも保水の心配が少なくてすみます。
また、かなり固い蕾の状態で出荷しても
しっかり咲いてくれるのも特徴です。
球根から切り離されていても、花を咲かせる力は茎にしっかり
たくわえています。
なのでヒヤシンス、使いたいな~と思っても切花の出荷がないときは
鉢物のヒヤシンスをカットしてつかったり。
今回の器は、吉岡萬理さんの作。
ふっくらとした形がいい感じです。
結構いけやすいので良く使う器のひとつです。
そんなに大きくはないのですが、なんとなく印象が力強いので
さやさやした感じの花よりも、今回のヒヤシンスみたいに
ちょっとボリューム感のある花のほうが似合います。
強い印象の花だと1本でもさまになってくれる器です^^
20160110