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売り上げ最小で常に利益を出す方法

ひと昔前の経営者は「売り上げを伸ばすこと」「雇用を増やすこと」「規模を拡大すること」が事業の成功と思っている人が多かった。

今でもそういった人はいるとおもいますが、前より少なくなってるような気が。。というか、もう、拡大路線、数字追っかけ路線は現実的ではないと思います。

拡大を続けている経済下ではそれもまた正解だったのかもしれません。

しかし、今もこれからも、非常に不安定な中で私たちは店を運営していかねばなりません。

もちろん景気は上がったり下がったり周期があるので、またいずれ違った形で好景気が訪れるかもしれないけど。

そんな中、時流に合わせて変えていくのもひとつですが、時流の変化に合わせるよりも、どんな時でも利益が出る体質の店にしておくというのも正解かと思うのです。

どうすればそうできるかというと、売り上げをむやみに伸ばさない

というか、利益率の高い商品、必ず利益が出て売れ続けている信頼できる商品をしっかり売っていくということ。

花の場合はどうだろうか。

単純にギフト販売は利益率が高いが人件費、資材や流通などのコストもかかる。

資材や流通のコストはある程度一定なので、ということは、商品企画の際にどれだけ時間をかけずに作成できるかで大きく変わってくる。

とはいえ、ギフト作成を機械的に何分でいくつ、みたいな方法は、そもそも花の仕事をしたくて店をやっている人にとっては苦痛かも。

利益と楽しみを最大に共有できる方法を考えたとき、大事なことはふたつ。

ひとつは腕を磨くこと

もう一つは固定費の縮小

腕を磨いてスキルアップすれば、一つ作る時間短くなり、仕事の流れに無駄がなくなるため利益率が上がる。

もう一つの固定費の縮小はいわずもがな。

変動していく時代に足かせになる固定費は、少なければ少ないほどいい。

必要だと思っていることも、なくしてしまえばべつに困らない、ということって少なくありません。

私の場合、大きく減らしたものは店舗と人件費と広告費。

どれもなくてはならないものだと思い込んでいましたが、なくても困らないし、どちらかというとなくなってよくなった。

これは考え方なので、自分にちょうどいいやり方の中で最小限の固定費になるようにすればいいと思います。

雇用している店は、広告は必須だと思うし、場所も必要ですから。

考え方としては、とにかく少しでも利益を出すことを念頭に置く。

数字をチェックすれば、売り上げが多くても利益が出ていない場合や、逆に売り上げが少なくても利益が出ている月があるはず。

分析の仕方はいろいろあると思いますが、

1:売上総利益(粗利)
2:純粗利
3:販売利益
4:ABC利益
5:商品ごとの営業利益

「純粗利」とは粗利からカード決済手数料や梱包費など「注文連動費」を差し引いたもの。

「販売利益」は広告など販促費を純粗利から引いたもの。

「ABC利益」はそこから商品ごとにかかる人件費を差し引いたもの。

「営業利益」最後に家賃や間接業務にかかる人件費などを除いたもの。

めんどくさいかもしれませんが、これを把握していると売り上げ至上主義になる必要がなくなるし、なぜ利益が出ているのか、出ていないのかも確認できます。

利益を少しでも出す努力をするというのは、つまるところ一番の堅実経営だと思うのです。

そして、その利益を少しずつ積み上げて、もし仕事が1件も入らなくなっても2年は維持できるくらいの体力を蓄えることができればベストですね^^

 

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