2020/06/180 Shares

テレビで見た花のこと~感想は「なんだかな」~

普段全くといいほどテレビを見ることがありません。

が、先日たまたまある番組で花の事を放送してたのでついつい。

自粛とかもあったことだし、今もマスク、手洗い、ソーシャルディスタンスは普通に意識されているので以前よりも在宅時間が長くなった人も多く、そんな中で花を飾ってみませんか?みたいな内容かな~と思って。

結論は「時間のムダ」でした。小一時間も。。

いや、大げさじゃなく。

ハッキリ言って、くだらなかった。

花卉業界をなめとんのか、それとも、企画がないからとりあえず花の事を流しとけっていうだけだったのか。。

ん?とひっかかった内容を具体的に検証してみよう。

①直接販売で低価格通販を実現。。だとか

中でも、ある店舗は実店舗を持たず産地と直接取引するために中間手数料がカットされ、低価格で花の販売ができて非常に稼いでいる。。とのこと。

!!

確かにそういう傾向はありますが、バラならバラ、ユリならユリ、ガーベラならガーベラなど、単品取引または少ない品種ならば可能です。

ところが、件の花屋さんのアトリエには多種多様の品種がディスプレイされて、普通に市場を使っているとしか思えない品ぞろえでした。輸入の花もあったし。

ちゃんと放送するなら「中間マージンを取り払って、品種限定で低価格販売が可能な花も扱っています」と言わなければうそでしょ。

テレビに出るのがメリットと思っているのか、カットされてしまったのか存じ上げませんが、市場で仕入れた花でお洒落に作った花束を見せながらその花屋さんは仲卸や市場を通さず直接産地と取引をしているので売れている、と流れてました。

せっかくセンスのいい感じの店なのに残念。ま、カットされてたら気の毒ですが。

②フラワーロスがなくなれば価格が下がる・・らしい。

花は鮮度が悪くなると捨てざるを得ないため、仕入れの3割ほどを廃棄するためその分価格に反映されて高くなっている。。らしいよ。

!!

おい。基準は?
これも、はっきり言って非常に迷惑な話です。

ちゃんとした店は仕入れ調整をしっかりして、3割もロスが出るような経営はしていませんし、そんなにロスが出る店はロスがなくてもゆくゆくは閉店すると思います。

花の価格はロスによって決まるものではないし、工業製品みたいに一律ではないのはご存知の通り。

芸人司会の、ある意味超軽い番組だからそこまで真剣にとる人はいないかもしれませんが、素人さんはともかく私はめちゃ不快でしたね。

また、フラワーロスをなくすため、神戸の市場で試作中の1℃の低温で花を仮死状態にしてほぼひと月鮮度を保つストッカーの案内をしてましたが、は?って感じ。

そもそも、それってコールドチェーンの一環として輸入花の流通過程で使われている技術で1℃での保管はまだ製品化できてない(今コールドチェーンで利用されているのは5℃だったかと)。
「コールドチェーンが需要をあげる~夏のフラワーギフト流通のカギ~」

よしんば製品化されたとして消費者にかかわるためには小売店がその設備を置かねばならず、高額の設備投資または高額リースを利用して利益を上げられる店ってどのくらいあるんでしょうか。

もし設置したとして、花のロスが減っても設備投資分は価格上乗せするでしょ。

ついでに製品化には5年ほどかかるって言ってたし。

なんか。。もう、なさけないくらいつっこみどころ満載で、視聴者はホントにこんな内容を真に受けるんだろうか。

それとも、どうせ時間枠の穴埋め的な企画なので適当に流しとけばいいということなのか。

ちょっと考えればぼろが出るような内容を花卉業界として紹介されることが情けないです。

③フラワーハンターってなんやねん

フラワーハンターとして世界の花市場や花の生産地をめぐって珍しい花を輸入販売しているという人が紹介されていました。

!!

内容は。。すみません。。あまりにもレベル低くて疲れました。。が、気を取り直して説明すると、そのフラワーハンターなる人が一押しで太鼓判を押してこんな珍しい花が!!と紹介したのがバンクシャーとキングプロテア。

え?
それ、私が店始めたころからあったよ。
30年以上前から。
その時は確かにものすごく珍しくて出荷量も少なく、貴重な花でした。

でも、今?
ちょっと花が好きな一般の人でも知ってるんじゃないかな。
バンクシャーとキングプロテア。

このフラワーハンターなる肩書を名乗る人、たぶん花業界の人じゃないですね。
調べたら母体の会社はパッケージ事業が主体で、数年前からオンラインストアで切り花やドライフラワーのギフトに参入したようです。

まあ、数年前から参入したら確かに珍しい花だと思うわな。

とにかく、番組のつくり方と内容の薄さ、というか、何にも調べることなく軽く放映するって、やっぱり私はこれからもテレビは見ません。疲れるしウソがわかるとかっこ悪くていたたまれない気持ちになるから。

テレビなんて真に受けちゃだめだよ、という声が聞こえてきそうですが、真に受けちゃダメなことに時間を費やすことが腹立たしいのです。

見る人の時間、出演する人の時間、かかわる人たちの時間、を尊重するならもっと真剣にやってほしいものです。

あ、唯一いいなと思ったのが、若い女性でバラの品種改良をしまくって、無農薬の食べられるバラの生産で売り上げを伸ばしている人。

そこはあまり違和感なかったし、一途にバラにかかわってきた感じに好感が持てました。

で、結論、というか、感想。

もしテレビなどのメディアで花の事流すなら、ちゃんと取材もせず内容のない企画するんじゃなくて、視聴者が花を買いたくなるような内容にしてもらいたいものです。

テレビを見てる人は購入するかもしれない見込み客なんですから、花卉業界の裏話めいたこと(しかも全然事実と違うし)を知っても無意味かと。

そんなことバラエティ番組に願っても仕方のないことだけど、見てしまったばっかりについつい反応してしまったのでした~^^;

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